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2019年01月08日

9万のスタジアムに僅か200人、南アPRツアーで苦戦のブレーメン

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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現在ブンデスリーガからの支援の下で、南アフリカへブンデスリーガの代表としてPRツアーを行っているヴェルダー・ブレーメン。しかしながら現地で大きな注目を集めることは、非常に困難な状況へと陥っているところだ。たとえ現地のクラブとのフレンドリーマッチを行っても、試合は非公開形式で行われ、さらに国内での中継は無しという事態に。

 実はその理由は、リーグ戦が現在行われているということにあるという。「南アフリカサッカー協会が、リーグ戦に対する注目をそがれることを恐れているんだ」と、ブレーメンで相談役会会長を務める、マルコ・ボーデ氏は説明、加えて今は過密スケジュールの中にある。

 そのため南アフリカへと共にきたブレーメンファンを中心に、南アフリカワールドカップ決勝が行われた9万4000人収容のスタジアムには、わずか200人程度しか見られず、それは金曜日に行われるテストマッチでも変わることはない。「残念ではあるよ」とボーデ氏。

 「今後にむけて、良い答えをみつけていかないとね」と言葉をつづけており、つまりはもし観客を入れてのテストマッチ実施することや、国内放送を行ってもらうためには、ブンデスリーガ側が資金の投入を行わなくてはならないということだろう。「ただピッチ外では良い部分もあるよ。」とボーデ氏は強調。

 「ここにPRを任されたということで、ブレーメンのブランドに対する信頼の大きさが示されたと言えるし、今回の滞在によってそれがさらに上っていくことだろう」と述べ、さらに南アフリカとの繋がりを構築することは「メリットだ」と説明している。なお先日選手たちは、アパルトヘイト・ミュージアムや、ライオンパーク、ヨハネルブルクの観光などを行った。

ブンデスリーガにファイナンシャル・フェアプレー導入を


 その一方でボーデ氏は、「ブンデス自体にもファイナンシャル・フェアプレーを導入すべき」との持論を展開。例えば胸スポンサーと称して法外な資金提供を受けることや、株式の発行などの問題について指摘。

 「これはライプツィヒやヴェルクスクルブを攻撃するものではない」とした上で、「それぞれ財政的にクラブとして自立している」べきとの見方を示した。「これは50+1%より重要なことだ。あれは1度だけだが、こちらはずっと続くものだからね。」
 


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