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2019年04月26日

誤審騒動に揺れ準決勝敗退も、コーフェルト監督は大人の対応

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 ドイツ杯準決勝で迎えた王者バイエルンとのホーム戦では、ブレーメンは一時は2点差をつけられるも同点に追いつき、そして試合の終盤へと入っていったその矢先、主審のダニエル・シーベルト審判員はキングスレイ・コマンに対するゲブレ・セラシエのプレーでPKを宣告。それをロベルト・レヴァンドフスキが落ち着いてゴールを決め、ブレーメンは敗退を喫した。

 試合後にはブレーメンでマネージャーを務めるフランク・バウマン氏や主将マックス・クルーゼら選手からもこの判断に疑問が投げかけられ、マキシミリアン・エッゲシュタインは「主審からの説明では、ゲブレ・セラシエが下部を蹴ったということだったけど、でももう一回確認してみたって蹴ってなんかいないんだけどね」とコメント。

 しかしそんななかにあっても、フロリアン・コーフェルト監督は、「あのPKだけが全てではない」大人の対応をみせた。「確かにあれは大きな議論となることだろうが」と前置きした上で、「バイエルンが決勝進出にふさわしくなかったということはない。コヴァチ監督を祝福したいと思う」とコメント。

 「ただどちらに転がってもおかしくなかった試合であり、我々も決勝進出にふさわしかったということ。大きな賛辞に値するものだと思う。選手たちがみせたパフォーマンスをとても誇りだ」と言葉を続け、ジャーナリストの1人が『バイエルン・ボーナス』へのテーマを展開しようとするも「馬鹿げている」とむしろ指揮官はそれを制している。「それはバイエルンにとっても、我々にとっても正しい反応と呼べるものではないだろう」

 そしてVARに関する見解として、コーフェルト監督は「そこまで好ましいとは思っていない」ことを明かし、その理由として「むしろ今回のような場面では、VARがなくPK献上となった方が、あるよりもまだマシに思えただろう」と主張。「ベンチで我々はライブ動画で確認できたし、かなり感情的になった。そこで誤審と思うことが、いかにそれからの審判員との関係に影響を与えるものか。それも考慮すべきだろう」と持論を展開した。

 なお試合後には、コーフェルト監督は「選手たちにはどれほど私が落ち込んでいるかを伝えた」ことを明かし、さらに「ただそれと同時にこのチームが素晴らしいこともね」と付け加え、「そして残り4試合でヨーロッパリーグ出場権を獲得してこのシーズンに報われようと言ったんだ」と、むしろ前向きに発言している。「今回のパフォーマンスならば、どのブンデスのクラブでも通用するものだったさ」
 


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