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2019年07月29日

ブレーメン、クルーゼの後釜は大迫勇也。中盤人材豊富も守備陣は不足

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 エイバルとのテストマッチでは、4−0と快勝をおさめたヴェルダー・ブレーメン。しかし指揮官の口からはオフェンスよりもむしろ、守備面に置ける成果が強調された。「今回のキャンプでは、カウンター対策に重きを置いているんだ。そして今回は、1度もそのチャンスを与えていなかったと思うよ」

 現在のヴェルダー・ブレーメンにおける悩みとしては、まず嬉しい悩みとして、中盤における激しい定位置争いがあげられるだろう。マキシミリアン・エッゲシュタイン、そしてデイヴィー・クラーセンに続く、3番目のスポットをヌリ・シャヒン、そしてケヴィン・メーヴァルトが争っているところだ。

 特にコーフェルト監督は先日、シャヒンについて「信頼の置ける選手」と評価しているが、「しかし来週のエヴァートンとのテストマッチで、メーヴァルトが先発する可能性もある。ヌリは約束された立場にあるわけではないし、それは二人ともに伝えているところ。二人とも重要な選手に代わりはなく、出場機会をしばしば得ることにはなると思うよ」と語った。

 その一方で「定位置を確保している」のが、この日のエイバル戦で納得のパフォーマンスをみせた、大迫勇也だ。重要な中心点として、昨季までマックス・クルーゼが担っていた役割を演じており、「勇也にとって理想的なポジションだよ」と指揮官。

 確かにセンターフォワードではクルーゼとは異なるタイプ、大型FWの二クラス・フュルクルークが加入し、この日も途中出場から2得点を取るなどアピールもみせていたが、ただ昨季の長期離脱の影響もあり、おそらくはブンデス開幕戦ではベンチスタートということになるだろう。

 なお両ウィングでは左ではミロト・ラシカ、右ではジョシュア・サージェントが定位置争いで優位にたっており、確かにサージェントはエイバル戦ではビッグチャンスを逃す場面が幾度なく見受けられたが、コーフェルト監督は19才のアメリカンボーイがみせたキャンプでのパフォーマンスを評価している。


 その一方で不安な悩みとなっているのが、手薄な4バック事情だ。センターバックではセバスチャン・ラングカンプとミロシュ・ヴェリコヴィッチが共に離脱。さらにルードヴィヒ・アウグスティンソンも負傷のためエイバル戦を欠場しており、コーフェルト監督はこの試合でCBのマルコ・フリードルを左サイドへ、そして本来は下部チーム用の選手である、ベテランCBクリスチャン・グロースを起用した。

 確かにアウグスティンソンに関しては「膝の専門医の検査の結果、組織的な損傷はみられなかった。一安心だよ」と明かしており、「まずは安静に」した後、月曜日から別メニューでの練習を再開。「まず負傷箇所が落ち着かなくてはならないが、公式戦での初戦を危ぶむほどではないだろう」とコメント。

 ラングカンプについてもブレーメン公式にて、「リハビリの回復経過をみて、ドイツ杯初戦での判断を下す」と発表されており、さらにエイバル戦後にはコーフェルト監督は代役グロースを評価。このままドイツ杯で起用する可能性もあることを示唆しているが、それでもやはり手薄な4バックは悩みのタネであることに代わりはなく「不安だ。できればこの状況は避けたいし、さらに動きに出る可能性はある」と補強への希望も口にしている。
 


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