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2019年08月11日

30才にしてデビュー戦、遅咲きのクリスチャン・グロース

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 本来ならばクリスチャン・グロースは、ヴェルダー・ブレーメンの下部チームでプレーしているはずの選手だ。30才のベテランセンターバックは、昨夏にVfLオスナブリュックから、ブンデス4部相当に属するU23の主将として加入。だがこの夏、ヴェリコヴィッチやラングカンプ、さらにアウグスティンソンの離脱が重なり、フロリアン・コーフェルト監督はその穴埋めとしてグロースを起用している。

 そのグロースはこの夏、グラッサウにて行われたサマーキャンプから、指揮官より高い評価を受けており、シーズン開幕前の前哨戦となったFCエヴァートン戦でも、フル出場して無失点での痛み分けに貢献。コンビを組んだニクラス・モイサンデルからは「本当にとても安定していたし、この夏の準備期間を通して素晴らしいものをみせているよ」と、”Deichstube”に対して賞賛。さらにエイバルとの試合でもフル出場し、そこでも4−0と無失点での勝利をおさめた。

 これまでキャリアを通じて、ブンデス3部での182試合の出場経験しかなかったグロース。ブンデス1部、そして2部のクラブでの出場経験は皆無であり、「もしかしたら2部でもやれたかもしれないけど、でもサッカーの世界では運も重要な要素だよ」とコメント。そして今は遅咲きながら、ブンデスリーガの選手としてのデビュー戦が、ドイツ杯初戦からヴェルダー・ブレーメンの一員として先発出場する可能性がある。

 それでもグロースは、「あまり期待はしすぎるものではないよ」と強調。「現状についてはしっかりと理解しているし、このあとでU23に再び向かうということもわかっている。でもそれでも、僕にとってはオーケーさ」との考えを示し、「仮にドイツ杯でメンバー入りすることができれば、それは本当に素晴らしい経験となることだろう。でも重要なことは、もしも監督が必要としてくれれば、その時にしっかりと準備をしておくというこなんだ」と言葉を続けた。
 


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