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2019年11月04日

5戦連続ドローのブレーメン、ミスのパヴレンカにはチームは擁護

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 またしても・・・。週末に行われたフライブルク戦では、ロスタイムにニルス・ペテルセンに起死回生の同点弾を叩き込まれ、勝利間近というところで5試合連続のドロー劇を演じてしまった、ヴェルダー・ブレーメン。この試合で先発復帰した大迫勇也が良い動きをみせ、さらに幸先良く先制点をアシスト。チーム最多得点を誇るラシカも好調ぶりを健在していたのだが、しかしながら守備面での脆さが仇となり今季3勝目は再び遠のく結果となってしまった。

 レオナルド・ビッテンコートは「勝たなくてはいけない試合で、またドローを口にしなくてはならなくなった。言葉がないよ。決して見合った結果なんかじゃない」と吐露、特にここまで21失点を喫しているディフェンス面は課題であり、中でもセットプレーで勝ち点を逃したのは何も今回がはじめてのことではない。「レヴァークーゼン戦でも、似たような状況から同点にされているしね」とコーフェルト監督。

 今回のロスタイムでのセットプレーでは、守護神パヴレンカの詰めの甘さが際立つプレーではあったが、それでもマネージャーのバウマン氏は「2失点目にはほぼ全員が関与している」と指摘し、「そもそも数的有利にあって、あんなに引く必要なんてなかったし、そこでファウルをしてしまった」と説明。さらにエメル・トプラクも「自分がマークしていた選手がゴールを決めたんだ」と自らを責めている。


 コーフェルト監督は、「後半では完全に自分たちのペースでプレーできていたというのに、またしても終了間際で勝利を手放してしまった。説明がつかない」と肩を落としたが、確かにラストのセットプレーでは、その直前に高さのあるラングカンプを投入するなど手は打っていたのもまた事実だ。

 つまりブレーメンはラングカンプ、ヴェリコヴィッチ、トプラク、フリードルと、ピッチに4人ものセンターバックを本職とする選手がいた上に、空中戦を得意とするゲブレシラシエもいたということ。しかしながらそれでも、守備の要を担うトプラクがマークしていたはずのペテルセンに、ヘディングを決められては、確かに説明は難しいところがあるだろう。


 フライブルクのシュトライヒ監督は、諦めなかった選手の姿勢と守りを支えた代役GKフレッケンに賛辞を贈りつつ、「こののところセットプレーでは特に集中して取り組んできた。それがドイツ杯でもリーグ戦でもうまくいったよ」と胸を張り、また途中出場のボレロ、クォンがフリーキックを獲得するなどアピールも披露。

 特にクォンはロスタイム弾に繋がっており、ヴァルトシュミットの代役として先発したサライも含め、「そういった選手が直ぐにアピールできる選手層は嬉しいものだし、とても助けになるよ」と語った。「長くそのチャンスを待っていた3選手を思うと、特に嬉しいね」


 なお1点目については、バックパスを受けたパヴレンカがもたつく間に、ペテルセンに詰められて同点とされているのだが、このことについてはコーフェルト監督が「常に私が背後からのビルドアップを求めているからね、こういうことも年に1・2度は起こるもの」と述べて奮起を期待。「周りが考えているより、うちでは厳しい目で見ている」と強調しつつ、「パヴレンカは1年間に渡り、そんなに多くのミスはしていないのだから」と擁護した。

 一方のペテルセンは、「たぶん、パヴレンカはそこまでのそこまでのプレスを想定していなかったのだろう。もうああいう事は起こらないと思うね」と語り、さらに数的不利からのロスタイムでの同点劇に「セットプレーでのワンチャンを信じていた」とコメント。「まさに夢みるような試合展開だった」と喜びを爆発させており、順位表ではここまで上位争いを展開していることにも「誰も期待していなかっただろうね」と胸を張った。
 


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