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2019年11月07日

30歳でブンデスリーガになったグロース、夢物語は「年内いっぱい」

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 今シーズンのヴェルダー・ブレーメンにとって、良い意味でのサプライズとしてまず思い浮かべるのが、30才にしてブンデスリーガデビューを果たした、CBクリスチャン・グロースだろう。先日kickerに対して、アウグスブルクのフィリップ・マックスは「どんなことだって実現できるということ、それを示して見せたんだ」とコメント。だがこの夢物語も今年いっぱいまでで区切りを迎えることを、マネージャーを務めるフランク・バウマン氏が明らかにした。

 「この冬に我々は、クリスチャン・グロースの今後について、1つの決断を下さなくてはならない」と語った同氏は、「グロースが本当にとても良いプレーをみせてくれていること。そしてブンデスリーガでもかなりうまくやれるということに、決して疑問があるわけではない」と強調。これまでキャリアを通じて、ブンデス3部での182試合の出場経験しかなかったグロースだったが、この夏、グラッサウにて行われたサマーキャンプから指揮官より高い評価を受け、第3節の終盤でブンデスデビュー戦を飾ると、翌4節からは9節までフル出場。kicker採点平均では3.58をマークしているところだ。(前節は病欠

 しかしバウマン氏は「グロース自身、本来の役割を自覚している」とコメント。「我々は意識的にグロースを、U23唯一のベテラン選手として配置している。これは若手の育成にあたり、非常に重要な役割だと考えているからだ。過去にはブルンスやカジオールらから、経験値が非常にうまく働くことを目にしてきている」と述べており、加えて負傷選手の復帰に伴い「4バックの全てが、2選手ずつ配置できる状況」にあることもまたもう1つの理由だ。

 果たしてグロース自身は、このことをどう考えているのか?おそらくバウマン氏が指摘する通りに「自らも認識している」ことだろう。それは10月にブレーメンとの契約を延長したことからも見て取れることであり、「ブンデスリーガでのプレーは、彼にとってボーナスとみているはずだ」とバウマン氏。「それに何も、今後その可能性が全くなくなるわけでもないんだ」と言葉を続けた。
 


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