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2020年04月28日

ブレーメン、4500万ユーロの損失も。再開でも本拠地開催は不可か

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 ヴェルダー・ブレーメンのフィルブリー代表は、コロナ危機により約4500万ユーロもの損失を生み出す可能性があることを明らかにした。「流動資産については、リーグ中断となっても確保する」とは宣言してはいるものの、それも銀行からどれほどの金額を借入できるかによるだろう。2003年以来の赤字ということで「新たなゾーン」に突入してしまったブレーメンだが、「慌ててはいけない。我々には安定化させる義務がある。それに遅かれ早かれ、どのクラブだっていつかは陥るものだ」とコメント。選手のサラリーの一部返上などクラブ内では、収束できるものではないとの見方も示している。

 チケットとスポンサー関連により既に330万ユーロが損失となり。未払いの請求500万ユーロ分については、パートナー企業も苦境にあることから問題化。2つのメインスポンサー分の560万ユーロも契約延長が不透明であり、小さなスポンサー契約分50万ユーロ分も満了へ。さらに140万ユーロ分のホスピタリティ
・ブッキングもある。ラシカのように移籍金が見込めたとしても実際にお金を手にする時期は不透明で、状況がさらに長期化することになれば損失も拡大の一途を辿るのみだ。5000万ユーロの人件費削減は「確実」で、株の売却も不可能ではないが買い手・価値からみて良い時期とはいえない。


 そのためひとまず短期的な希望としては、無観客開催でのリーグ戦再開ということになるだろう。ただ無観客となってもブレーメンでの開催は厳しく、それは同州の内務上院委員ウルライヒ・マウラー氏に拒否権があり、制御不可能な群衆への不安から3月16日の試合も中止した事からも「そうなればブレーメンでは試合はできない」と、フィルブリー代表。さらに警備費用を廻り、クラブと行政の関係は良好とは言えない。しかしながらそれでも、近隣都市(ハノーファー、ヴォルフスブルク、ハンブルク等)での実施の可能性はある。

再開は5月なかばか、終わり


 ドイツ各州の知事らによる話し合いの結果、副代表を務める緑の党アンニャ・シュターマン氏(ブレーメン)によれば、「無観客によるブンデスリーガの再開については、5月なかばか終わりが考えられます」とのこと。ただし条件として「ドイツサッカーリーグ機構が厳格な衛生管理と医療体制を構築しなくてはならない」ことも強調。その上で最終的な判断については、4月30日に行われる会議にてアンゲラ・メルケル首相らの判断を仰ぐことになる。
 


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