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2020年06月09日

「クルーゼ退団より痛かった」フュルクルークの離脱も遂に終焉に!

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 いかにニクラス・フュルクルークがヴェルダー・ブレーメンにて高く評価されているか、それはフロリアン・コーフェルト監督が、以前「ニクラスの離脱は、(昨季まで主将を務めた)マックス・クルーゼの退団よりも大きな穴だよ」と語ったその言葉からも理解できるものだ。昨夏にブレーメンへと復帰した27才のセンターフォワードは、開幕から4試合で2得点1アシストをマークするなど、即座に大きなインパクトを与えて見せたが、その後の練習中にゴラーと衝突、前十字靭帯断裂により長期離脱を余儀なくされ、さらに今年2月には左膝を手術。今シーズン中の復帰は、もはや絶望的に思われた。

 だが世界中を襲ったコロナ危機によりリーグ戦が2ヶ月あまり中断されることとなり、フュルクルーク復帰へ一筋の光が差し込む形に。「そこでニクラスは、ものすごいテンポでリハビリをこなしていったんだよ。どうしても1部残留へ貢献したいという一心で。その気持ちだけでも大きな敬意に値するものだ」と指揮官。さらにフュルクルークは2部降格時での残留も宣言していることも朗報だ。ただ8ヶ月もの離脱を経て、果たしてこれからの生き残りをかけた最後の戦いで、どれほどの希望となることができるだろうか?

 「いずれにせよ、パダーボルン戦ではベンチ選手としてオプションとなるよ」と、コーフェルト監督。ただそれでも決定的な活躍をみせる可能性はひめているとはいえるだろう。センターフォワードの若手ジョシュ・サージェントや、今冬に復帰したダヴィー・ゼルケは共に、慢性的な決定力不足を露呈しているところであり、さらにブレーメンではジョーカーによるゴールが入っていないことを踏まえても、大いに期待がかかる。

 ただコーフェルト監督はリスクをおかさず長い目でみる必要性、そしてプレッシャーをかけない事を強調。「彼のメンタリティを取り込めることは嬉しい事だし、ボックスタイプのFWを加えられた。彼ならピッチにたったら全力で得点を奪いにいくだろう。ハイボールが来たなら懸命に頭で合わせにいく選手だ」と期待感を示した。
 


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