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2020年07月07日

苦境から学んだコーフェルト監督、来季は課題が山積み

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 辛うじてブンデスリーガ残留を確定させることに成功した、ヴェルダー・ブレーメン。マネージャーを務めるフランク・バウマン氏は、コーフェルト監督の進退問題について「フロリアンに全幅の信頼を寄せていると繰り返し強調してきた」と言及。「そして彼は困難な状況からチームを救い出せることも証明していた。続投ということに疑問などないし、確信をもっている。そしてコーフェルト監督自身、その意欲をもっていると思うね」と語っており、確かにそれ以外の結論が出されれば、むしろ驚きだとはいえるだろう。

 また自身の口からは進退問題について言葉を避けたコーフェルト監督は、今シーズンを「ジェットコースターというよりも、ずっとフリーフォールに乗り続けているような感覚だった」と振り返り、「私はまだ若い指揮官。何でも知っているなんて言うつもりなどない。だから経験豊富な監督仲間との意見交換を常に行っている。そして彼らからは、このようなシーズンから非常に多くのことを学べると言ってもらっている。私もそう思っているよ、ただそれがまだ具体的に何なのかは言えないが」との考えを示している。「これから数日かけて、分析を行っていくことになるよ。そしてそれは、ブレーメンの将来に向けて、非常に重要なものだと思う」

 そのきっかけとなった要因は、いくつもあげられるだろう。チームがもつ精神面での脆さ、デラニー移籍後に対人戦に強いボランチを獲得しなかったこと、昨夏にはフィジカルでの不足も明らかだったが、フュルクルークやトプラクといった負傷のリスクを抱えた苦肉の策を講じ、そしてその賭けに敗れ長期離脱となってしまったこと。確かに負傷に関しては2月に解任したフィジオに責任はあるだろうが、しかしそれを容認していたバウマン、コーフェルト両氏にも責任の一端はあり、リスクをかけた人事面についても同様のことが言える。

 加えてラシカ売却が迫る中で、トプラクとビッテンコートの買い取り義務発生により、その穴埋め資金があまり得られないばかりか、来季も残留となればダヴィー・ゼルケの1000万ユーロを超える買い取り義務の発生も考慮しなくてはならない。これらの選手たちの再生に加えて、ヨハネス・エッゲシュタイン、イリア・グルエフ、ロマーノ・シュミット、フェリックス・アグーら、若手選手の育成も求められるフロリアン・コーフェルト監督にとって、来シーズンのブレーメンにおける仕事は山積みだ。


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