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2020年11月01日

ドイツ14年目の長谷部誠が語るブレーメン、大迫、ピサーロ

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 週末に対戦したヴェルダー・ブレーメンの地元紙、クライスツァイトゥング紙はその試合前に、アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠とのインタビュー記事を掲載(10月30日付)。ブンデスリーガの舞台での14年目を迎える元日本代表主将に対して、同国出身の大迫勇也、クラブのレジェンドであるクラウディオ・ピサーロ、そして名門クラブであるヴェルダー・ブレーメンとの思い出などについて語っている。

 「2009年にVfLヴォルフスブルクでブンデスリーガ制覇を成し遂げた時、そのシーズンの最終戦がブレーメン戦で、その時に5−1で勝利したことは最高の思い出ですね」そう振り返った同選手は、逆に最終節で入れ替え戦進出となった2016年の最終戦について「終了間際の敗戦だったことが何より悔やまれる。それとスタジアムに向かう途中でバスに卵などもぶつけられた。それは余り良いものではないですよね」と言葉を続けた。

 その一方でブレーメンでは昨シーズンに入れ替え戦進出を余儀なくされていたものの、今季はここまで順調な滑り出しをみせている。「そのことに驚くことはありません。優秀な若手指揮官のいるポテンシャルのあるチームですから」と、長谷部。しかしその一方で、苦戦が続く大迫勇也への助言を求められると「ここ数年は怪我もありましたし、代表参加もかなりあってなかなかリズムを掴めない。でも高いクオリティを持っていることは確かで、とにかく忍耐強く、そしてハードに取り組むことです」と述べている。

 常にハングリーさを失わず、プロとして模範的な姿勢で取り組むことでも知られる長谷部は、今シーズンからはブンデスリーガ現役最年長選手としてもプレー。「サッカーに人生を懸けているのでフィジカルケアには特に気をつけている」と語っており、ちなみに昨季まで最年長だったのが、ブレーメンに所属していた41才のクラウディオ・ピサーロだったが、「努力はしてますけど、41才までブンデスというのは想像がつきませんね」と、笑顔で答えた。

 これまでドイツでの現役生活では、文字通りありとあらゆることを経験してきた。ポジションだけをみても、CFを除く全てのポジションでプレーした経験をもち、リーグ優勝争い、残留争い、チャンピオンズリーグ出場、ドイツ杯優勝も味わっている。なかでも特に印象的なものとして、「2018年のドイツ杯優勝」を挙げており、その理由としては「ノックアウト制の戦いには特別な魅力があるので」と説明。また現役引退後にもドイツに留まる可能性については、「家族とまだ決めたわけではありません。でもドイツに残ることは十分に想像のできることではあります」との考えを示した。
 


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