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2020年12月30日

クラスニッチの14年闘争に幕:ブレーメンや担当医師と和解へ

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 14年にも及ぶ法的闘争へ、遂に終止符が打たれることとなった。イヴァン・クラスニッチは自身が受けた痛み、そして苦しみのために損害賠償金として400万ユーロを手にすることになる。これはドイツの国営放送のTV番組Sportschauにて報じられたものであり、関係者は全て今回の和解で合意に達しているという。

 かつてブレーメンにてブンデス、ドイツ杯制覇も成し遂げていた同氏だが、しかしながら当時に鎮痛剤の投与を受けており、それは過剰摂取によって腎臓損傷へと繋がる危険性ももつもの。そして40才となったクラスニッチ氏はこれまで、実に3度に渡る腎移植手術を経験。今もなお制限された生活を送ることを余儀なくされている。

 そして元所属クラブ、リハ・センター・ブレーメン、当時の担当医師らを訴えた結果、ブレーメン地方裁判所が下した賠償金額を不服として上訴。その結果この度、高等裁判所にて明らかな損害賠償金の増額が認められており、担当弁護士は「より正統性を感じるものです」とコメント。

 「ただ彼の恒久的な健康被害を慰めることなど、いかなる金額でもできるものではありませんが」と言葉を続けた。「ただ担当医師には謝罪の意思を示す用意がありました。私に言わせれば、それは手遅れではあるのですけど」なお今回の賠償金は保険会社より支払われ、医師自身が起訴されるということはない。


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