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2021年03月16日

ドイツの怪童ムココ、16才でU21欧州選手権に参戦

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  日曜日の夜にドイツU21代表シュテファン・クンツ監督は、ハンガリーとスロベニアにて開催されるU21欧州選手権グループステージに向けた、代表メンバーを発表した。サプライズ選出となったのが、マリック・ティアウ。シャルケに所属する、セネガル人の父とフィンランド人の母をもつ若手センバーバックは、デュッセルドルフ生まれのドイツ出身選手。

 デュッセルドルフ、レヴァークーゼン、グラードバッハを経て、6年前にシャルケに加入しており、昨季はシャルケでプロデビュー。今季も14試合に出場するなど経験を積んできたところだ。ただユース代表経験はなく、今回は正真正銘のデビューということになる。また元ブンデスリーガーのディエゴ・クリモヴィッチの息子、マテオ・クリモヴィッチも初選出。

 逆に意外にも指名が見送られたのが、レヴァークーゼンにて主力として活躍をみせる17歳、フロリアン・ヴィルツだった。コロナ感染から回復を果たし、先日のビーレフェルト戦では出場していたことを踏まえれば、おそらくヨアヒム・レーヴ監督がA代表にて期待を寄せているというシグナルでもあるのだろう。またヴォルフスブルクのリドル・バクーは予想通りに選出。

 そしてドルトムントが誇る16歳、ユスファ・ムココの名前も含まれた。これまでにも数々の最年少記録を樹立してきた怪童だが、UEFAによるとU21欧州選手権本大会出場最年少の選手になるという。

 なんとかラストスパートを見せて滑り込みセーフとなったのが、ビーレフェルトへとレンタル中のアルネ・マイアーだ。主将も務めた経験をもつMFだが、一時は定位置を失い今大会の参加を危ぶむ声もささやかれていた。

 ドイツU21代表チームは次の日曜日にフランクフルトにて集合し、翌日にはハンガリーへと移動。そこで3月24日にグループA、ホスト国の1つであるハンガリー代表と対戦し、27日にはオランダ代表と、30日にはルーマニアと対戦。4つのグループ上位2チームが、5月31日から6月6日にかけて行われる決勝トーナメントへと出場する。

GK: グリル (レヴァークーゼン), ダーメン (マインツ), シューベルト (フランクフルト)
DF: バクー (ヴォルフスブルク), ヴァグノマン (ハンブルク), ラウム (フュルト), ピーパー (ビーレフェルト), アンブロシウス (ハンブルク), ライチュ (ボーフム), シュロッターベック (ウニオン), ティアウ (シャルケ)
MF: エズチャン (ケルン), ドルシュ (ヘント), マイアー (ビーレフェルト), ジャネルト (ブレントフォード), ヤコブス (ケルン), クリモヴィッチ (シュトゥットガルト), シュタッハ (フュルト)
FW: ベリシャ (ザルツブルク), ヌメチャ (アンデリレヒト), クリューガー (アウエ), ブルカルト (マインツ), ムココ (ドルトムント)

ブレーメンからは選外、フリッツ氏「非常に残念」

 その一方でヴェルダー・ブレーメンでは、アグーやエムボム、ヨハネス・エッゲシュタインらがその候補となっていたものの、いずれも選出は見送られている。フリッツ有資格部門担当は「非常に残念」と述べ、過去にコロナの影響で代表参加に応じられなかった点なども指摘。「我々も選出を望んでいたのだが」と辛い胸の内を明かし、「彼らを思うと胸が痛むが、これも受け入れなくてはならない」と言葉を続けた。
 


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