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2021年03月29日

ブレーメン、主将と副主将が今夏同時に退団?

SV Werder Bremen
ヴェルダー・ブレーメン
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 ヴェルダー・ブレーメンでは現在、契約をこの夏で満了を迎える主将ニクラス・モイサンデル、そして副主将テオドア・ゲブレ・セラシエが退団を迎える可能性がある。少なくともセラシエに関しては、まだ今夏以降についてまだ明確にする用意はないようで、金曜日に行われたメディアとの質疑応答でも「自分の中にだけ留めておきたい」とコメント。

 2012年にスロヴァン・リベレツから加入して以降、ここまでブレーメン一筋でブンデス1部263試合に出場してきたチェコ人SBは、以前母国への復帰の思いも明かしており、「クラブ側も僕が明確な意思をもっていることはわかっている」と語っていた。

 ただそれでもいまだ退団が発表されていないところから、まだブレーメン側にも残留への希望が見え隠れする。フランク・バウマン競技部門取締役は新規契約の用意があることを公言済みであり、クレメンス・フリッツ有資格部門担当は「我々はテオへ非常に満足しているし、さらに1年プレーし続けてくれれば嬉しいね」と述べた。

 その一方でモイサンデルについても、まだ最終的な決断は降れていないようで、確かに現在は定位置の座を若手マルコ・フリードルへと明け渡し、エメル・トプラク、ミロシュ・ヴェリコヴィッチと3バックを形成し続けているものの、kickerが得た情報によれば現役引退の意思はなく、母国フィンランドの復帰に加え、かつてプレーしたオランダ、また妻の母国であるスウェーデンでのプレーの可能性もあるようだ。

 とはいえクラブ内におけるモイサンデルの評価は高く、常にピッチに立てる状況ではないにも関わらず、それでも多くの責任を背負っている点が特に称賛を受けているポイント。「その点において、我々は100%満足しているといえるさ」とフリッツ氏。「いざという時にスムーズにカバーしてくれた。ロッカールームではその経験と落ち着きによって、本当に重要な選手となっているよ」

 クラブとしてもキャプテン、さらには副キャプテンを同時に失うことになった場合に、どう対応していけるのかという問題もあることだろう。リーダーシップという点において空白が生み出されかねないが、それでも現在はコロナ危機に晒されていることからも、まだいずれの選手とも契約延長交渉を行うことはできていない。
 


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