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2017年10月17日

主将の酒井高徳、「弟のような」伊藤達哉を気遣いメッセージを掲載

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マルクス・ギズドル監督としては、伊藤達哉を落ち着いた環境の中に置いておきたいと願っていることだろう。しかしハンブルクに現れた20歳の新星はここのところメディアを賑わせている。

まず競技面に関してだが、同選手は火曜日の練習で、足にバンデージで分厚く巻いて中断。しかしながらこちらは間も無くして、スネを打撲を抱えたのみですんだことが判明した。水曜からの練習復帰の見通しだという。

だがそのほかにも、伊藤がメディアで話題となったテーマがある。主将を務める酒井高徳が、左ウィンガーのフィットネスに対して苦言を呈したことについてだ。

ブンデスリーガでの先発デビューとなったブレーメンとの北部ダービーに続き、つづくマインツ戦でも先発出場を果たした伊藤だったのだが、こちらも前節に引き続き1時間もたずに交代を余儀。試合後、酒井高徳は伊藤がまだ「フィットネスレベルがブンデスにまでは至っていない」ことへ指摘していたのだが、これが批判としてメディアで取り上げられてしまったのである。

日曜日にはすでにマルクス・ギズドル監督が、酒井高徳の発言が誤解を招いているとの見方を示していたのだが、火曜日には酒井高徳自身が、自らのSNSにて自身の見解を掲載。

「この場をかりて、試合後に語った真意について皆に伝えたいと思います。ドイツ語は母国語ではなく、どうやらメディアとの間でちょっとした誤解があったようなので。あの発言の中で僕が意図したことは、彼のフィットネスがまだブンデスで戦えるレベルにはないということ。それでは50分過ぎからはチームの助けになれない、僕たちは90分間彼を必要としているのに!という意味なのです。彼は他の選手たちと同様に、このチームにとって重要な選手の1人。彼は僕にとって弟のような、家族のような存在であり、ほとんどの時間を一緒に過し、彼がいかにこの2年間ハンブルクで苦労してきたかも知っている。だから彼を批判するなんてことはもちろんあるわけがない!!!彼も僕の意図を理解してくれているし、僕たちはとても仲がいいんだ。ただちょっとした誤解があるかもしれない、それを避けたいと思ってね。ダンケ!」

ハンブルクでは期待の若手・伊藤達哉が、よりおちついた環境のなかで取り組んでいけるよう、マルクス・ギズドル監督のみならず、酒井高徳主将も同じく、切に願っている。


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