ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年11月03日

欧州トップクラブの『スーパーリーグ』に、新たな構想?

Bundesliga
1. Bundesliga
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 果たしてチャンピオンズリーグや各国のリーグを揺るがすような、トップクラブだけが参加する『スーパーリーグ』の、新しいプランは本当に存在するのだろうか?シュピーゲル誌はこれに関するメールのやりとりの存在について報じており、その中心にいるのはレアル・マドリードとのこと。そしてその送り先の1つはドイツ、ミュンヘンのバイエルン宛てとなっていたようだ。

 同誌によれば先月10月、コンサルティング業を営む”キーキャピタル”がレアルにへ先月10月、詳細にまとめあげてたコンセプトを作成。そこでは欧州11のトップクラブが設立メンバーとして名を連ねており、そのクラブたちとはバイエルン、レアル、バルセロナ、マンUとマンC、アーセナル、リヴァプール、チェルシー、ユベントス、ACミラン、パリSGで、降格はしないという特権もあるという。

 そのほか”オープニングゲスト”として、ドルトムント、アトレチコ、マルセイユ、インテル、ASローマが含まれており、16クラブの代表は11月に、もともとの契約では了解覚書にサインをする見通しだった模様。このリーグはUEFAから独立した形で運営され、つまりはこの参加クラブに関しては、チャンピオンズリーグからの離脱を意味することにもなる。また資料によれば、バイエルンはスーパーリーグの株8.29%を保有するとのこと。

  ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァッツケCEOは、シュピーゲルに対してスーパーリーグに関する話し合いについて認める発言をしており、「いくつかのビッグクラブが明らかにこれを描いているところだよ」とコメント。しかしながら「まだそこまで具体的なものではなく」、またドルトムントの立場としては、もしも国内リーグ戦からの離脱を意味するのであれば参加はしないとの考えを示した。ただしこういったリーグへの参加を、まったく排除するのではなく、「ドルトムントはそこにいるべきだろう」とも付け加えている。

  またバイエルン側によれば、この了解覚書の中身はもとより存在も知らないと強調したものの、そもそも「秘密裏の会談」についても、「基本的にはそういったことにはノーコメントです」とも説明。ただルメニゲ氏はクラブのプレスリリースを通じて、「バイエルンは私が代表を務めている間はブンデスリーガ、UEFA、ECAらの一員だ。」とスーパーリーグへの参加を否定しており、自身が昨年まで会長を務めた、欧州200以上のクラブが所属するECAにとって、デメリットになるようなことを、試みたことさえ一度もないとも主張した。

 ただこういった話が出てくる背景として、チェンピオンズリーグのTV放映権料の分配方法を巡る話し合いがあり、シュピーゲルによれば2016年の時点では、その配当金の話し合いのなかで、スーパーリーグも話に出ていたという。そしてバイエルンはその際、ブンデスリーガからの脱退することが法律的に可能かどうかを調べていたようだ。しかし最終的には、欧州のトップリーグに対して、CL出場枠4つが確保されたことから、いったんこのスーパーリーグ構想は凍結となっている模様。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報