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2018年11月12日

デュッセルドルフ、宇佐美貴史の見事なゴールで呪縛から解き放たれる

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シュトゥットガルトと並び、最下位に低迷する昇格組フォルトゥナ・デュッセルドルフ。フリードヘルム・フンケル監督は前節のグラードバッハ戦(0−3)で精彩を欠いたアイハンに代えてカミンスキ、さらにベテランのボジェクと今夏加入のシュテーガーを先発として起用。

一方でバイエルンやドルトムントなど、大物に対して滅法強さをみせるヘルタ・ベルリンは、前回同じく0−3と敗戦したメンバーからダリダ、ディロルスンを先発起用した。

試合はデュッセルドルフがまずは中盤で積極的な動きをみせるも、最初にビッグチャンスを掴んだのヘルタ。前半16分にドゥダがGKレンジングと1vs1となるも決めきれず、さらに前半25分には宇佐美貴史との対人戦でニクラス・シュタークが負傷、ダルダイ監督はルッカセンを投入するなど対応に追われている。

ただ試合自体ではヘルタはよりアクティブになり、ラザロやディロスンが幾度となく危険な場面に顔を出すものの、今度はすでに警告を受けていた左SBみっテッルシュテートが、不必要な形で相手DFツィマーを手で掴み2枚目の警告で退場。


試合後、ミッテルシュテートは「いい形で試合に入っていたし、いい流れにあったのに。でもあの判断は冗談としか思えない。僕はただ彼と並走して、ちょっと腕に触ったかもしれないけど、でもあれで警告になるなら、1試合に25枚の警告と5枚の退場でもでてしまうよ」と怒りを顕にしている。

ただダルダイ監督は、ミッテルシュテートのプレーについて「ナイーブさが出た」と観ており、「不必要な退場だ」とコメント。この日はプラッテンハルトが風邪のために急遽欠場となっており、その代役の退場劇で「後半すべてを数的不利の中で戦うことになってしまった」と振り返った。

そしてFWのイビセヴィッチを代えて復調したばかりのCBトルナリガを投入するのだが、試合はデュッセルドルフペースとなり、後半51分にボジェクからの左サイドのギーセルマンにうまくフィードすると、それをダイレクトでPA左に構えていた宇佐美貴史へとつなぎ、最後は左足で一閃!必見の見事なシュートで、ゴール右隅へと突き刺してみせた。宇佐美にとっては今季初得点。


これで勢いづいたデュッセルドルフは、さらに精力的なプレーでチームに貢献するFWヘニングスも、今回はゴールで報われる形に。今季2得点目ながら前回はPKによるもので、これは自身にとって8年ぶりのブンデスでの試合の流れでのゴールを決め、31才のベテランは「素晴らしい形でボールが入ってきたからね、あとは決めるだけだったよ」と、チームメイトらに感謝の言葉を述べ、「またゴールネットを揺らせて素晴らしい気分だ」と喜びをみせた。

そして途中出場のラマンが2得点を追加したデュッセルドルフが、最終的には4−1で勝利。ここまで開幕から10試合で6得点、最近7試合ではわずか3得点に終わっていたが、宇佐美のゴールがその呪縛から解き放ち、良い形で今シーズン3度目の代表戦を迎えることができている。なお次節の相手は、週末にドルトムントとの頂上決戦で敗れた、宇佐美貴史の古巣のバイエルン・ミュンヘン。

【試合経過】
25分:ベルリン(ルッカセン⇔シュターク)
■退場:ミッテルシュテート(41分:ベルリン)
46分:ベルリン(トルナリガ⇔イビセヴィッチ)
57分:ベルリン(ゼルケ⇔ドゥダ)
1−0:宇佐美貴史(51分、ギーセルマン)
2−0:ヘニングス(63分、ツィマーマン)
69分:デュッセルドルフ(カラマン⇔ルケバキオ)
83分:デュッセルドルフ(ラマン⇔ツィマー)
3−0:ラマン(84分ツィマ=マン、)
3−1:ゼルケ(88分、ダリダ)
89分:デュッセルドルフ(フィンク⇔ヘニングス)
4−1:ラマン(90+2分、シュテーガー)

【試合スタッツ】
宇佐美貴史:フル出場(シュート総数1、アシスト性のパス3、総走行距離10.46km、タッチ総数44、対人戦勝率30%、パス総数20、パス成功数16、パス失敗数4、パス成功率80%、ファウル数1、被ファウル数2、オフサイド0)
 


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