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2018年11月12日

オニシウォが決勝弾、ヘフラーは膝に重傷も?

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 フライブルクのくりちゃん・シュトライヒ監督は、前節のバイエルン戦で途中出場から終盤に得点を決めた、ルカ・ヴァルトシュミットを先発起用。その一方でマインツが、前節にブレーメン戦で勝利をおさめたメンバーをそのまま11人起用した。

 開始からその存在感を見せていたマインツに対し、対人戦で問題を抱えていたフライブルクは前半6分、マインツのグバミンが25mの距離から必見の豪快なシュートを叩き込んで先制。

 それでさらに自信をもってプレーするようになったマインツの攻撃を、フライブルクの守護神アレクサンダー・シュヴォロウが前半10分に、クリアミスからのクンデの長距離シュートなど守る展開となったのだが、前半18分にはコーナーでベルとグルデが交錯して倒れている間に、ボエチウスがマテタにピンポイントのセンタリング。これをうまく頭で決めて2−0とリードを広げた。「とても悪い試合の入り方をしてしまった」とシュヴォロウ。

 さらに22分にもボエチウスが強烈なミドルシュートを放つも、それはキーパーの真正面に。そこでシュトライヒ監督は指示を記したメモ書きを選手たちに手渡し、そして迎えた28分。PA内でボールをキープしたハベラーが右サイドのフランツへつなぎ、そこからニアポストに駆け上がってきたヘフラーがダイビングヘッドで合わせるも、相手GKツェントナーが素晴らしい反応をみせてコーナーへと逃げた。


 30分にはフライブルクがヘディングでPA内につなごうとしたところ、ニャカテが腕を伸ばす格好でジャンプして飛び込み至近距離でハンド。だが意図的ではなかったとして、フライブルクの訴えを退けてPKとしない判断を主審は下している。「ビデオ判定審判員からなにも連絡がないことには驚いた。どうやってあれがハンドではないという結論になるのか」とクリスチャン・シュトライヒ監督は苦言。

 ただし「開始から30分まではマインツが、いいプレーをみせていた。守備でうまくつかめなかった」とも認めており、マネージャーを務めるヨッヘン・ザイアー氏も「本当に苦しい前半だった。対人戦については考えないと」と述べ、主将クリスチャン・ギュンターは「中央では常に相手が数的優位だった」と振り返っている。

 そのまま0−2で折り返し「変更をしてチャンスが掴めるようになった」フライブルクは、、引き続き攻勢をかけていき後半54分、ゴール前のヘフラーへピンポイントなセンタリングが供給して至近距離で放ったヘフラーがヘディング。64分にはサライが右サイドからドリブルへと駆け上がり、ゴール前に突っ込んできたヴァルトシュミットへフラットなセンタリングを供給するも、寸手のところでブロシンスキへクリアされ、いずれも「決定力になく」ゴールとはならなかった。

 しかしついにフライブルクが1点を返す。ブロシンスキからボールを奪うと、素早く前線へと展開。左サイドからへフラーがヴァルトシュミットに合わせ、そのシュートをツェントナーが弾くも、サライが押し込んで1点差に。だがわずかその3分後に今度はフライブルクのヘフラーがロストし、そのボールがオニシウォへ。相手DFのタックルを交わしてマインツのゴールへと叩きこみ再び突き放す。シュヴォロウは「2−2とするチャンスがあったのに。逆に愚かな形で失点を許してしまった。シンプルにクリアすべきだったのに」とコメント。


 それでも諦めないフライブルクは、その2分後にフリーキックから、コッホがヘディングで相手ゴールを脅かすも、残念ながらポストに阻まれ、さらにその3分後にはヴァルトシュミットが左から一気にGKの1vs1にまでドリブルで駆け上がるも、最後のフィニッシュでゴール右に外して万事休す。最後はフライブルクのへフラーが、オニシウォのファウルにより負傷交代を余儀なくされ、オニシウォとフライブルクベンチとの間でヒートアップする場面もみられたが、最終的には1−3でマインツが連勝をおさめた。

  この日、マン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍をみせたオニシウォは、「3−1となるまでは熱い試合展開となったけど、それからは少し楽になったね。僕にとってはまた得点できてとても大きなことだ。それにチームの助けにもなる」と述べ、ここまではブンデス最少得点だったマインツだが、前節のブレーメンにつづき得点を重ねたことに、マネージャーのルーヴェン・シュレーダー氏も「とても意味があることだよ」と眼を細める。「それに連勝というのも、昨シーズンではあまり見られなかったものだしね。これから代表戦期間に入るしね」

 一方で、オニシウォのファウルで負傷したヘフラーについては、試合後「少なくとも内側側副靭帯を断裂」している可能性があり、「十字靭帯にはなにもないことを願っている。結果をみなくてはならないよ」と、シュトライヒ監督が説明。さらにサライも筋肉系に問題を抱えたことも明らかとなった。


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