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2018年12月28日

サッカー選手という虚像:ローゼンタール「あまりに大げさすぎる」

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 いまやソーシャル・メディアを抜きにして、サッカーの世界は語ることができない。そこでは各クラブのみならず、各選手自身も含めて数多くのSNSチャンネルが存在し、そしてそれぞれのフォロワーに対して情報を発信している。

 ただ彼らはそれによって、どれほど熱くファンの胸を躍らせているるものなのか?このことについて、かつてフランクフルトやフライブルクなどで活躍したヤン・ローゼンタールは、『シュポルトブザー』に対して明確な意見を語った。

 「試合開始前には「到着しました、今はウォーミングアップ中です」と写真付きで投稿し、試合後には「次の試合で勝ち点3を取れるようにがんばる!」という言葉を投稿する。その内容は意識的に距離を置き、誰に対しても危害を加えないよう慎重に配慮がなされたものだ。確かに僕もその類のことを投稿していたし、テレビでのインタビューでも答えていたけど、でも今みてみると、それがどれほどに退屈なものだったかがよくわかるよ」

 ただ仮に選手が自身の考えを示したとしても、所属するクラブが即座に割って入るもの。それは先日ハンブルガーSVにて、クリスチャン・ティッツ監督の解任を惜しみ、インスタグラムのストーリーへ監督と握手をするシーンなどを投稿したヤン=フィーテ・アルプに対し、「そういった意見を外へ見せることは受け入れられることではない」と、クラブ側がすぐに反応をみせたことからも見て取れることだ。

 そういった背景もあって、選手たちがテレビなどでインタビューに答える際、その内容はほぼ同じもので「外見重視で、中身は大してないもの」になるとローゼンタール。その一方で、「外部からの絶え間ない影響もあって」、選手たちの中ではまるで、自分の世界を「必要以上に大袈裟なもののように感じている」ところがあるとも指摘。

 むしろ特に若い選手などは、「本来想像されるであろう、高い服とか腕時計とか、車の話とか、ロッカールームの話題はそういうものだ。政治はもとより、本を読んだ?なんて会話だって、ブンデスで目にすることなんてほぼないことなんだから」と言葉を続けた。
 


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