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2019年05月03日

ドルトムント:優勝争うも後半戦5位、セットプレーに課題、指揮官の白旗宣言

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 昨夏にボルシア・ドルトムントの監督へと就任した、ルシアン・ファヴレ氏に託さたタスクは大きく2つあった。まず再び落ちついたシーズンを過ごすということ、もう1つは新チームを成長へと導いていくということである。これらを今シーズンのファヴレ監督は実現させており、シーズンも残り3試合の時点で首位バイエルンとの勝ち点差は2。

 確かに週末のシャルケ戦での敗戦後に「優勝はないと思う」との敗北宣言から、ヴァツケ代表が「最後まで諦めないことはファンに対する責務」と反論する事態はあったものの、「来季も確実にファヴレ監督だ、優勝にかかわらず」とツォルクSD。その高い評価に変化はなく、むしろ来季までの契約の延長も目指していきたい考えだ。

 ただ順調なシーズンを過ごすドルトムントだが、実は後半戦では全体5位と失速。特にセットプレーでの失点に関しては、チーム全体の実に45%と大きな課題のままとなっており、そのうちわけとしてはコーナーキックとフリーキックがそれぞれ5つ、ペナルティキックは4、スローイングからは3、そして直接フリーキックは1つという結果になっている。

 守護神ロマン・ビュルキは、「選手としてみんなで変えていかないとと、監督も含めて話し合っているんだけど」と説明。しかし2週間前にその指揮官からは、現在のドルトムントが採用しているディフェンスは「99%の他クラブと同じ」であり、変更を行う必要性の否定がなされた。

 ドルトムントではマンツーマンとゾーンとのミックスを採用し、3人ずつがそれぞれに別れて対応。例えば先日のシャルケ戦でのサネのゴールを振り返ってみると、そこでマークいついたのはアクセル・ヴィツェルだった。

 それでも10cmの高さのハンディは大きかったか防ぐ手立てはなく、これには前半戦で守備を支えたザガドゥの離脱も影響しており、ドルトムントでは残り3試合においても、セットプレー面での課題を残したまま戦うことを余儀なくされることになるだろう。
 


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