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2019年08月16日

昨年デュッセルドルフ戦でMOMのハルニク、一転して厳しい状況に

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 今から1年前に本拠地ヴェーザー・シュタディオンにて行われたフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦では、ヴェルダー・ブレーメンのマルティン・ハルニクは、途中出場から1得点1アシストをあげてMOMにも選出される活躍を披露。今季の開幕戦の相手はそのデュッセルドルフとのホーム戦だが、しかしながらハルニクにとって特別な意味を持つ理由はそれだけではない。2009/10シーズンに当時2部だったデュッセルドルフへとレンタル移籍し、結果4位と昇格にあと1歩届かなかったが13得点をあげて注目を浴びることに。それからシュトゥットガルトへと移籍して、ブンデスでのキャリアを駆け上がっていった。

 しかしながら現在ヴェルダー・ブレーメンにて置かれている状況は厳しいものがある。負傷離脱中のフィン・バルテルスを除いたとしても、FWの定位置争いでは7番手にまで降格してしまっているところであり、コーフェルト監督も「正直にいって、今は先発からは比較的遠い位置にいる」ことを認める発言。それでも売却はないようで、そもそも具体的な問い合わせが届いていないとマネージャーのバウマン氏が明かしているが、「彼には移籍してほしくない。雰囲気や経験といった部分で重要な選手の一人なんだ。彼がこの役割を受け入れてくれることをとても願っているよ」と指揮官は語った。

コーフェルト監督「昨季よりもパワーアップした」
 

 また昨季との1つの違いとしてそのブレーメンでは、今季の目標として欧州リーグへの復帰を掲げており、「あと少しというところまで詰め寄ったのだ。いたって健全だろう」とバウマン氏も強調。コーフェルト監督も「そういったフィーリングは、この夏の準備期間から選手たちより感じていた」と述べており、「昨シーズンよりも我々はパワーアップしている」とも述べ、「慣れがでてきて、さらに余裕がでてきた」と目標達成に向けての自信ものぞかせている。

 「残留を求めたほぼ全選手がいることを過少評価すべきではない。それにフュルクルークやトプラクら、ピンポイントに補強を行なった。ただブンデスは全体的にレベルアップしているし、昨季よりやりやすいということはないがね。財力を身につけたクラブもある。ただそれに甘んじる考えはない」ただし左膝に抱えるルードヴィヒ・アウグスティンソンは、引き続き離脱となり「まだ見通しはたっていない」ことを指揮官は明かした。

【ブレーメンの先発予想】パヴレンカ – ゲブレシラシエ, トプラク, モイサンデル, フリードル – シャヒン – M.エッゲシュタイン, クラーセン – サージェント, ラシカ – 大迫勇也

欠場:アウグスティンソン (ストレス反応), バルグフレーデ (膝の手術), バルテルス (膝の手術), ラングカンプ (筋損傷), ヴェリコヴィッチ (つま先の手術)

 

 そのブレーメンに対抗するフォルトゥナ・デュッセルドルフは、昨季では昇格組として有力な降格候補とみられながらも、10位とサプライズを演じたクラブだ。「昨季の後半戦では、相手が過少評価していたところもあっただろう。今年はそうもいかない」と警鐘を鳴らしたフリードヘルム・フンケル監督は。

 「今季の再現は現実的ではないだろうが、可能性を完全に除外する気もない」と笑顔でコメントしつつ、それでも「それを勢い」として臨みたいところであり、「ブレーメンで勝ち点を得にいく、その自信は、十分にもてている」と述べ、シーズンの目標については「たった1つ。15位だよ」と、残留であることを強調した。


 「ただ昨季はあまりに無駄なファウルが多かった。それでPKという代償もおった。そこは対応していかないと。うまく対人戦に入ってね」と守備面での改善を要求。そこで期待がかかるのが、今夏にホッフェンハイムから加入したカシム・アダムスだ。「とてもアグレッシブでフィジカルで、空中戦にも強い、特別なタイプ」と評した指揮官は、「かなりアグレッシブ」なそのスタイルを、チームへの貢献のため「うまく誘導していくこと」の重要性も説いている。

【デュッセルドルフの先発予想】シュテッフェン – M.ツィマーマン, アイハン, ホフマン, ギーセルマン – ソボットカ, モラレス – トミー, O.フィンク, スットナー – ヘニングス

欠場:アンポマー (筋損傷 ), バルコク (肩の負傷), ボジェク (出場停止), レンジング (肩の負傷), シュテーガー (十字靭帯断裂),


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