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2019年10月14日

元清武の同僚ティム・クローゼ「13才から酒を飲み始めた」

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 ブンデスリーガにて4年半にわたりプレーし、ニュルベルク時代では清武弘嗣と共にプレーした経験をもつティム・クローゼ。現在はノリッジ・シティにてプレーする31歳だが、自身が13歳のころからアルコールを飲むなど問題を抱えていたことを明らかにした。

 今シーズンはここまで、わずか27分間の出場にとどまっている同選手。国内カップ戦クラウニー・タウン戦での敗戦時に、膝へ重い負傷を負ってしまったことから、おそらくは半年間の離脱が見込まれているところだ。

 しかしスイス代表として17試合に出場した経験をもつベテラン・ディフェンダーが、そんな中で1つの話題となっている。クラブ公式のユーチューブ・チャンネルにて、U23代表トム・スカリー、元ノリッジの選手セドリック・アンセリン、してコミュニティ・スポーツ・ファンデーションのダドリー・ガーナー監督と共に、10月10日の世界メンタル・ヘルスデーに合わせて、精神的問題についてトーク。

 それぞれが問題を抱えた経験をもっており、クローゼもまたそれにもれず「13歳の時に、アルコールに手をつけていた」ことを明らかにした。「両親がしっかりとした良い家庭の子だったんだよ」しかしこれといった人生のプランはなく、それから転落を道を歩み始める。「友人たちは、みんな年上でね。アルコールも口にしていたし、タバコも吸っていたよ」

 それと同時にクローゼは、スイスの名門FCバーゼルのユースチームでプレーしていたものの、それも辞めることさえ考えていたと明かした。「プロ選手になりたかった。でも学校で大きな問題を抱えていてね。自分の時間ではたいてい飲んでいたし、休み時間ではタバコも吸っていたよ。」

 だがそれにも変化の日が訪れた。ある夜に「心臓発作に近い」症状に襲われたという。「海近くの公園のベンチで、意識を取り戻した。そこがどこなのかさえ、僕には定かではなかった。その時に思ったんだ。今こそ、僕は目覚めるべきなんだって」

 そしてクローゼは懸命に立ち直りをはかり、最終的にはFCトゥーンにてプロデビュー。23歳の時にドイツ・1.FCニュルンベルクへとわたり、そこでブンデスリーガとしての立場を築いていった。しかしSNSでのネガティムなコメントが、今度は彼を悩ませた。「弱い印象を与えたくはなかったんだ」それから免れていくために、クローゼは午後練習の後で「朝の4時頃までプレステの前に4時間座って、FIFAシリーズをプレーしていた時もあった」とのこと。

 そこでニュルンベルク時代にクローゼは、メンタルコーチを模索し、そこから改善のきっかけをつかんでいった。「中立的立場の人と話をすることは良かったと思う」そして、「僕は前向きに考えることができるよ」と力強く語っている。

 その後にVfLヴォルフスブルクへと渡ったクローゼは、そこでドイツ杯決勝でボルシア・ドルトムントを破りタイトルを獲得。2016年1月には、移籍金1100万ユーロにて、当時英国2部にあったノリッジ・シティへと移籍した。
 


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