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2019年10月29日

ハレ・ユダヤ教施設銃撃事件:元米国代表ボイドがメッセージ

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  今年の10月9日、ドイツ・ハレのユダヤ教施設シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)などを狙った銃撃事件が発生。二人の尊い生命が奪われるという惨劇が起こっただけでなく、極右派の銃撃犯はその様子をインターネット上に投稿しており、間も無くして警察より拘束されている。

 そのハレに本拠地を構え、現在はブンデス3部にて首位を走るハレシャーFCは、先週土曜に行われるSVメッペン戦にて、犠牲者を追悼して黙祷が捧げ、さらに特別ユニフォームを着てプレー。本来クラブのイメージカラーである赤と白ではなく、黒が基調とされており、胸には「暴力行為、人種差別、そして反ユダヤ思想と共に戦う」との文字が記載された。

 そして試合後、かつてボルシア・ドルトムントやヘルタ・ベルリン、RBライプツィヒやオーストリア1部ラピド・ウィーンなどでプレーした経験をもつ、元ハレシャーFCのテレンス・ボイドが、改めてこの試合における「反ユダヤ思想への反対」を強調している。

 「サッカーよりも大切なものがある」そう語った元米国代表FWは、さらに「自分のことを理解してもらえていないと感じる、全ての人々に伝えたい。勇気をもって専門家の助けを求めて欲しい。こんなことがもう決して起こってはいけない。無差別に罪のない人々が殺されるなんて、あってはいけないことなんだ」と言葉を続けた。「恥ずかしさを持たずに、そして他人へ大きな敬意を持って欲しい。僕たちの社会もまたそうあるべきなのだから」
 


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