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2020年04月16日

シャルケら大きな期待と不安を胸に、デッドラインの5月2日を待つ

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 8月31日までドイツ国内では、大型イベントの開催を当面見送ることになる。それがドイツ各州の知事、そしてアンゲラ・メルケル首相が出した結論だった。そのイベントには、当然ながらサッカーも含まれることになるが、ただスポーツイベント自体についてはまだ議論はなされていないところであり、無観客での試合開催については「まだこれから」とも明かされている。現時点においては、4月30日まではブンデスリーガは中断となっているところだ。

 再開の時期については改めて4月23日に、ドイツサッカーリーグ機構とブンデス1部2部との間での話し合いにより決められていくことになるのだが、はたして再開の時期はいつになるのか?早くて5月なかばまでは再開は厳しいのではないか。ドイツ杯もまたずれ込むことになり、ドイツサッカー連盟との調整も必要だ。

 そしてザイファート代表にとっては、TV放映権料の支払いの調整も求められることになる。本来ならば4月10日四半期分が支払われる予定となっていたのだが、いまはそれが5月2日まで延期。一説では13クラブが倒産の危機に瀕し、4クラブが1・2ヶ月しかもたないとも伝えられているが、ただkickerが得た情報によれば2週間以内の資金調達に動いておりその見通しは悪くはない模様。


 ただそれでもシャルケではこの5月2日を大きな期待感と、大きな不安をもって迎えることになるようで、火曜日にペーター・ペータースCFOはフェイスブックにて、「サラリーの一部返上や短期就業制度へのシフトなど緊縮策を講じてはいるが、長期化が続けば決定的な方策も講じざるを得ない」とコメント。


 また4月はじめにはアレクサンダー・ヨブスト氏より、これまで中止となったホーム戦4試合のラウンジ席分の払い戻しを、シーズンチケットホルダーへ見送ってもらえるよう、メールにて「生き残りがかかる財務的な状況」を理由に要望している。果たして、リーグ戦は再開されることになるのか?だがそのシャルケのあるノルトライン=ヴェストファーレン州の警察関係者の見方は厳しい。


 警察労働組合の同州代表は、地元紙に対して「このような形でのイベント開催では、どういった形でファングループが動くのかにもよりますし、これは1つの挑戦だと言えると思いますよ」と発言、さらにもう1つの警察労働組合の同州代表はより厳しく「長い接触時間を避けるということになれば、それは無観客試合でもできません。選手や審判、クラブ関係者や職員、メディア関係者らにとっても、最低限のものにしていかなくてはならないのですから」と語られた。


 クリスチャン・ザイファート氏は、そんな不安の声のなかで、クラブ関係者へ憶測や想像での発言を控えるように求めているところであり、むしろ一丸となってこれに取り組み、その一方でサッカー界として特別扱いを受ける存在とならぬよう節度を持って臨むことを求めている。「決してサッカー界が現実問題から離れるような印象を与えてはいけないのだ」


 一方で選手たちにとってみれば、先行きの見えない状況のなかで、来たる日に向け調整が続いているところであり、SCフライブルクのアレクサンダー・シュヴォロウは「僕たち自身ではどうしようもないこと。流れに身を任せるかないんだ」との思いを、地元紙に対して吐露。緊張感を保つことは決して容易なことではないが、いまは「ドイツサッカーリーグ機構の来週の話し合いで、今季の展望がみえてくるといいね」との希望を述べた。
 


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