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2020年04月20日

シャルケのテニース会長、コロナ検査のため自身の施設提供を打診

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 4月23日には来月再開についての話し合いが予定されている、ブンデスリーガ。その背景には巨額のTV放映権料やスポンサー料、クラブ職員の職場確保、そして競技面など多岐にわたるテーマが挙げられているところだが、当然のことながら新型コロナウィルスの検査も決して忘れることのできない問題だ。ブンデスリーガでは選手のみならずコーチ陣やクラブ関係者ら、全ての人々へ3日ごとの検査を行う考えを示しており、つまりは残りのシーズン中にのべ2万回もの検査を必要とすることになる。果たしてそのような事が可能なのか?ブンデスリーガでは様々なシナリオが思い描かれているところだが、そんな中でシャルケより1つの助け舟が寄せられた。

 クレメンス・テニース相談役会会長が自身の企業が有するラボを、コロナ検査のために提供する用意があることを、ドイツサッカーリーグ機構へとすでに提案済みだという。「すでに話し合いは行われた。決断を下すのはドイツサッカーリーグ機構だ」と、ドイツ通信社に対して認める発言を行った。なおもしもドイツサッカーリーグ機構が十分に検査施設を確保できるということであれば、そのラボは一般向けに使用する考えももっているという。

 ちなみにその検査施設では1月あたり18万〜20万回ほどの検査が可能とのことで、本来は養豚用向けの検査施設ではあるものの人間での検査の応用については「全く問題はない」とのこと。「システム自体は全く同じだからね」と強調しており、当然のことながら獣医ではなく医師との連携を測りながら行っていき、今回のことを通じて利益をあげるような考えもないことも明言した。

アダム・シャライ、自身の基金通じて8万5000ユーロを寄付


 マインツ所属でかつてシャルケにも所属した経験もあるアダム・シャライは、今かから2年前に自身の友人らと共にチャリティ基金(https://jatekidoalapitvany.hu)を設立しているが、今回のコロナ危機を受けて、母国ハンガリーの「コロナ治療を行っている病院、そして子供達のケアに不安を抱えている家族ら」に対して
8万5000ユーロを寄付することを発表。これにより通常であれば学校での給食にて食事を賄ってきた子供達の食事面におけるケアも行われ、さらに救命に務める人々へのサポートにも使われることが、シャライ自身より明らかとなっている。

アウグスブルクはサラリーの1割を6月まで返上


 またこれまで数多くのクラブがサラリーの一部を返上する事を明らかにしてきた中で、FCアウグスブルクもその意思については明確に示されていたのだが、正式に1割分のサラリーを今年6月まで返上することを発表。フロリアン・ニーダーレヒナーは「クラブにとってポジティブな結論を見出せた。それが最も重要なことだよ」と述べ、時間がかかったことについては金額面のみならずその有効性についても議論。例えばアウグスブルクでは選手たちが、医療従事者へ飲み物を届け出るなどチャリティ活動も同時に行われている。
 


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