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2020年04月21日

レシュケ氏が見る、移籍市場の大きな変化の可能性とメリット

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 現在FCシャルケ04にてテクニカル・ディレクターを務めている、ミヒャエル・レシュケ氏。かつてバイヤー・レヴァークーゼン、バイエルン・ミュンヘン、VfBシュトゥットガルト等でも従事した経験をもつ同氏は、コロナ危機を受けてこれから、移籍市場では大きな変化が生まれる予想。そこで自らがもつアイデアと、そこから見込めるメリットについて、kicker誌へと寄稿した。

 同氏はこれから2年間にわたり大きな変化を予想しているところであり、それは頻繁に伝えられる移籍金額や選手のサラリー面に止まらず、代理人への報酬のシステム、移籍市場の開幕期間、移籍方法にまで至ほど非常に多岐に渡るものだ。

 移籍方法の1つのアイデアとしては、選手へ二重登録を認めること挙げており、例えばブンデスリーガのクラブの選手は、同時にブンデス2部や3部でも出場可能に。これにより選手たちはより実戦経験を得る機会が増え、クラブからみれば負傷など予期せぬ問題への対応を行いやすく、それに向けて人員過剰に補強する必要性もない。2・3部のクラブにとっては興味深い選手を格安、もしくは無償で起用する可能性があり、共に人件費の削減が見込めると指摘。

 これはオーストリアにて実際に行われ成功を納めているシステムであり、ドイツでもバスケットボールやハンドボール、アイスホッケーなどでも取り入れられている手法だ。さらにレシュケ氏は、これまでの年単位でのレンタルではなく、数ヶ月といった短期間でのレンタル移籍の可能性も挙げた。

 また移籍時期に関しては例えば、夏の開幕から1月31日までの冬季史上閉幕まで一貫して移籍可能とすることで、金銭面でも競技面においても非常に意義があるとみており、仮にこれが導入されることになればひとまずは、レンタルやトレードといった手法が優先的に行われることになるのではと予想。

 そしてレシュケ氏はクラブ、そして選手の両面にメリットがあるアイデアと主張すると同時に、移籍成立にはあくまで全ての関係者の合意がなくては成立することはないともまた強調している。
 


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