ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年06月07日

シャヒン越え、ヴィルツがブンデス史上最年少得点記録を樹立

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 確かにそのゴールは、チームを勝利へと導くものではなかった。土曜日に行われた王者バイエルン・ミュンヘンにて、後半より投入された若武者フロリアン・ヴィルツは、3点リードを許した終盤にPA内右側よりボールを受け、そこで巧みなフェイントによりフランス代表エルナンデスを翻弄、そこで交わして見せると一閃、左足から解き放たれたシュートは美しい弧を描き、ノイアーの守るゴール隅へと突き刺さった。まさに見応えのある得点シーンであったと同時に、これはブンデスリーガの歴史をも塗り替える得点にもなっている。

 ただペーター・ボシュ監督は、「彼のキャリアの中で最も学びの試合となったのでは」とコメント。「最初の3・4タッチのほとんどをロストしていたように、今までと比べこのレベルでのテンポは非常に高いものがある。」と振り返りながらも、「彼は非常に良い選手であり、クレバーだ。それは彼も認識しているところ」と言葉を続け、「こういったことから学ぶこと。猶予はあまり与えてもらえないというのはみてとれたはずだ。ただ彼は大きな才能を持った選手であり、それは我々も前からわかっている。これまでにもプレーしているだから」と、期待感の大きさを示している。

 わずか3週間前に行われたヴェルダー・ブレーメン戦にて、クラブ史上最年少でのブンデスリーガデビューを果たしたばかりのヴィルツは、この日得点を決めた時点での年齢がまだ17才と34日であり、これは2005年11月26日にヌリ・シャヒンが樹立した、ブンデスリーガ最年少記録(17才と82日)を塗り替えるゴールでもあった。なお、これまでのブンデスリーガ最年少記録上位5選手は、以下の通り。


1位:フロリアン・ヴィルツ(17才と34日)レヴァークーゼンにて2020年に達成。

2位:ヌリ・シャヒン(17才と82日)ドルトムントにて2005年に達成。

3位:ユリアン・ドラクスラー(17才と193日)シャルケにて2011年に達成。

4位:ティモ・ヴェルナー(17才と200日)シュトゥットガルトにて2013年に達成。

5位:クリスチャン・プリシッチ(17才と212日)にて2016年に達成。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報