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2020年06月20日

ブンデスの選手たちが、新たな連盟を結成「声を大にするため」

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 フメルス、S.ベンダー、ルーテ、ペテルセン、スボティッチ、シェフラー、アヤンらを中心メンバーに据え、男女問わずプロリーグから70名以上のサッカー選手が参加する形で、選手たちによる新たな組織が誕生することが明らかとなった。選手たちは「既存のシステムには欠陥がある」とみており、今回行動を起こすことで選手たちがネットワークを構築するそのプラットフォームを提供。それにより差し迫った全ての課題について、ドイツサッカーリーグ機構、さらには世間に「広範囲にわたる声」として届けることを目的として掲げている。

 なお今回の新組織は選手会と対立するものではなく、むしろ「同じ目標へと向かっている」ものと、アンドレアス・ルーテは説明しており、実際に選手会からも同組織の誕生を喜ぶメッセージも寄せられているところ。確かにクラブ、リーグに加えて、第3者の台頭ということも意味するのだが、そもそも「ブンデスリーガには3者が並び立っている」はずにもかかわらず、「実際の取り決めは2者間で行われており、選手はかなり後方に置かれてしまっている」状況。「これは決して理想的とは言えないし、今後は自分たちも積極的に参加していきたいんだ」と、言葉を続けた。

 数週間前に行われたドイツサッカーリーグ機構との対話の中で、選手たちは透明性の欠如について警告すると同時に、自らの言葉に耳を傾けてもらえることを要求。これからは3桁を超える選手たちの参加が見込まれているところであり、マッツ・フメルスは「ブンデスリーガの枠を超えて、選手たちが声を上げていくことが重要だと思う」と強調。それは人種差別などの差別行為、同性愛など社会的役割という部分にまで発展させていく考えも持っており、「積極的に、僕たちは声をあげていく必要があると思うんだ」と、フメルスは語っている。
 


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