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2020年06月23日

バイエルンのルメニゲ代表、選手たちの新組織に疑問を投げかける

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 バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルメニゲ代表は、先日に選手たちが発表した新組織に対して、評価をする反面、懐疑的にみているところもあるという。「表裏一体ということだよ」

 先日フメルス、S.ベンダー、ルーテ、ペテルセン、スボティッチ、シェフラー、アヤンらを中心メンバーに据え、男女問わずプロリーグから70名以上のサッカー選手が参加する形で、選手たちによる新たな組織が誕生することが明らかとなった。選手たちは「既存のシステムには欠陥がある」とみており、今回行動を起こすことで選手たちがネットワークを構築するそのプラットフォームを提供。それにより差し迫った全ての課題について、ドイツサッカーリーグ機構、さらには世間に「広範囲にわたる声」として届けることを目的として掲げている。

 だが欧州クラブ協会会長を長年に渡り務めてきた経験ももつルメニゲ代表は、この選手たちの新たな提携に対して疑問を投げかけた。「そもそもドイツにはすでに、選手たちの利益を代表するための選手組織が存在するのだ。したがって今回の新組織の結成については、限られた範囲しか理解できるものではない」と、ハンデルスブラット紙に対してコメント。

 なお同氏が指摘した、ブンデスリーガ1〜3部と女子サッカーを含むプロサッカー選手会(VdV)側からは、今回の新組織誕生を歓迎すると同時に協力も申し出ており、一方で新組織を結成する選手側も選手会と対立することを意図していないことを強調。ただこれによりリーガとクラブに続く、第3の勢力が台頭してきた構図とはなった。

 ルメニゲ氏はドイツ連邦共和国にいる全ての人々へ言論の自由があることを強調しつつ、「表裏一体ということだよ」とも指摘。つまりは今回「選手たちが取り扱うのは、何も権利だけにとどまるものではないということだ。これには義務、そして責任も伴うということだよ」と、言葉を続けている。つまりはこれから選手たちは、サッカーにおける合理性を再びより重要なものへとしていく、そのためにこれまで以上の貢献が求められるようにもなるということだ。
 


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