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2020年09月16日

ブンデスリーガ、「試験的」に2割まで観客再動員

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 ブンデスリーガ開幕直前に、ドイツ連邦政府と各州政府は、観客の再動員に関する統一ルールで合意へと至った。バイエルン州のマルクス・ゼーダー知事は「試験的導入」と強調している。

 今回の参加者がドイツ通信社に語ったところでは、双方は火曜日に、コロナ危機下における観客の再動員に向けて、試験的導入として合意。それによれば1000人を超える観客数の最上限は、それぞれの会場の最大収容人数の2割まで。

 これによりブンデスリーガのみならず、他の主要プロリーグの無観客試合に、ひとまずのピリオドが打たれることになった。ただ今回のビデオカンファレンスでの決定事項は、10月末日にも改めて再確認される見通しで、バイエルンのマルクス・ゼーダー州知事はあくまで「試験的導入」であることを強調。

 ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、今回の決定に歓迎の意向を示し、「ブンデスリーガのサッカークラブのみならず、他のスポーツクラブや協会にとっても、今日は良き日となったことだろう。少なくとも我々ドルトムントに関してはそう言える」と語っている。

 「この数週間に渡り、この決定のために尽力してくれた行政の全ての皆様に感謝の気持ちを伝えたい。それと同時にクラブとして、関係するファンの皆様と共に、この試験的期間を数週間に渡り責任をもって対応していかなくてはならない。その責任の大きさも感じている。今回の決定はドイツの全てのサッカーファンにとって、重要な一歩だ」

 今回の決定によりひとまず、コロナ危機に見舞われるプロスポーツ界では、財政面における見通しの改善を得られたことに。ただ週末に控えるブンデスリーガ開幕に向けて、この短期期間のうちに各クラブが対応可能とできるかどうかはわからない。

 そもそもブンデスリーガでは、統一ルールの採決は10月が見込まれていたものの、今回は前倒しで実現することに。それまでメルケル首相は対策チームを発足し合意を目指すとしていたが、各地方の保健局により様々な決定から、統一ルールへの要求が日増しに高まりを見せていた。だがそれでも各地方の保険当局に最終決定権があることに変わりはない。

 地域ごとの状況を見極めていくことが前提となっており、そのためロベルト・コッホ研究所の調査に基づき、1週間で人口10万人あたり35人以下の感染者数とならなくては、観客の再動員が認められることはない。そのためブンデス2部ヴュルツブルクは、アウエとの一戦を無観客にて行う必要がある。

 ちなみに既に開幕戦4試合については、担当当局から再動員の許可を得ており、ブレーメンvsヘルタ、ライプツィヒvsマインツではそれぞれ8500人がフランクフルトvsビーレフェルトでは6500人、またウニオンvsアウグスブルクでは5000人の動員が可能。また先週金曜にドイツサッカーリーグ機構は、必要に応じて開幕から6試合では、一部立ち見席を利用することへの許可も出していた。

 ただいずれにせよ、指定の場所まではマスクの装着義務があり、ソーシャルディスタンスを保ち、衛生対策を遵守することが前提。加えて交通アクセスにおいても規制が求められることになるだろう。今は、前向きさと、そして自重とのバランスが求められている。
  


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