ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年12月08日

ブンデスリーガ、TV放映権料の新分配方式を発表

Bundesliga
1. Bundesliga
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 来シーズンよりブンデスリーガはTV放映権料の分配について新方式を採用。これまで国内放映権料は、過去5シーズンの実績に基づく「Bestand=ストック」(70%)とそれに似た「Wetttbewerb=競争」(23%)を基軸に、過去20年の実績(5%に基づいた「Sportliche Nachhaltigkeit=持続性」、そして機構内で育成したU23の選手の出場時間に応じた「Nachwuchs=育成」(2%)の4つの柱で構築されていた。

 今回の新たな4つの柱の1つ目はLeistung(=パフォーマンス)と称され、従来のBestandが24.5%(2年後から23%)となり、さらに過去5年間の順位表に応じた分配が17%(2年後から19%)、そして10年間の順位表についても0.5%(2年後から1%)と、国内放映権料の全体43%分を担うことになる。

 2つ目の柱はGleichverteilung(均等分配)であり、全体の53%が各クラブに文字通り均等に分配。2年後には50%へと変更となり、各クラブは来季ブンデス1部では2470万ユーロ、2部では690万ユーロを手にする見通しだ。3つ目の柱はNachwuchs(=育成)。当初は3%で、2年後からは4%が配分されるようになり、従来の2倍に相当。最後の4つ目の柱はInteresse(=興味)となり、調査期間の結果に基づいたブランディング力に応じて2%が(2年後には3%)が分配されるとのこと。

 一方で海外からの放映権料に関しても変更がなされており、従来は2部に800万ユーロを一括で渡した上で、残りの50%が国際的なパフォーマンス、あとは25%ずつが各クラブへの均等分配と、過去10年間の欧州カップ戦の出場数に基づいて分配されていたが、まずは4%分(2年後には3%)がブンデス2部へ。残りの65%が国際的なパフォーマンス、均等分配が35%となる。


 ザイファート代表取締役は、ここのところのコロナ危機による財政難を踏まえ、2部リーグには敢えて最初の2年間で多めの分配がいくようにするなど対応をしたことを強調。全体的に「良いバランスを見出せた」と胸を張りつつ、「昨季の減収報告はまだ微風程度で、今は嵐が吹き荒れている」と予断を許さない状況であると警鐘を鳴らした。

 その上で、ブンデスリーガの各クラブはそういった事態については、まだ準備が十分にし切れていないクラブも存在しているとし、「いくつかのクラブに関しては、選手のサラリー面での対応が十分に行われていない」とコメント。「金銭の投じ方を誤れば大きな傷口が開くだけだ」とも述べており、役員会のシュネークロート氏(2部キール)は、「選手のサラリーや代理人への支払い金額の調整」を要求している。


 その一方でザイファート代表は、騒動続きのドイツサッカー連盟における、今回の内部情報流出など「不必要なドラマが徐々にでも収束に向かって、ドイツサッカー連盟には落ち着きを取り戻して欲しいと思う」とコメント。「今回のついてはメディアや元役員による問題というより、連盟自体にあるのではないか」と、10月まで同連盟の役員を務めていた同氏は、敢えてこの会見の場で苦言を呈している。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報