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2021年04月20日

CL改革案とスーパーリーグ構想へのドイツの声

Germany
.ドイツ代表
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 ブンデスリーガやドイツの各クラブは、欧州12のトップクラブが発表したスーパーリーグ構想について、どのように捉えているのだろうか?

ドイツサッカーリーグ機構のクリスチャン・ザイファート代表:「イタリア、スペイン、イングランドの一部のトップクラブの経済利益のために、欧州サッカー界にて確立されたストラクチャーを破壊するようなことがあってはならない。特に欧州のプロサッカーにおける基盤である、国内リーグをこのように完膚なきまで蔑ろにしてしまうことは、無責任というより他ないものだ。したがって私はUEFAが、イングランドやイタリア、スペインのリーグ、及び各国の協会によって出された、共同声明を全面的に支持するものである」

ドイツサッカー連盟:「明確にスーパーリーグ構想へ反対の立場をとります。サッカーは常にスポーツとして、競いあっていかなくてはならいないもの。そこには昇格、降格、出場権の獲得などがある。それを一部のクラブの経済的利益のために、サッカー界全体の連帯感が損なわれるようなことがあってはいけないことです。各クラブは欧州サッカーにおける、連帯のなかの一部であり、それを継続していくのか、それとも一部クラブの自己利益追求というエゴを選択するのか、判断しなくてはならないでしょう。したがってドイツサッカー連盟では、UEFAがイングランド、イタリア、スペイン、および各国協会との共同声明を明示したことを、明白に支持いたします。」


バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルーメニゲ代表:「バイエルンはこのスーパーリーグ構想には一切関与していない。そして我々は現在取り組まれていることにより、しっかりとしたベースが保証されていると確信しているんだ。CLの改革を歓迎しているということ。それからの予選ラウンドは、大会の盛り上がりと感動に大きく寄与することだろうね。コロナによって生じた欧州のクラブの財政問題は、スーパーリーグでは解決などできない。むしろ欧州の全てのクラブが連帯して、コストの構造、特に選手のサラリーや代理人への支払いなどを、適切な金額に抑えていき、欧州サッカー全体をもっと合理的なものにしていくべきなんだ」

ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO:「欧州クラブ協会(ECA)の理事会メンバーは、日曜日の夕方にバーチャルミーティングを開き、そこで先週金曜日の理事会決定が依然として有効であることを再確認した。この決定は各クラブが、UEFAチャンピオンズリーグの改革を望んでいることを示すものであり、ECA理事会のメンバーによる明確な意見として、スーパーリーグ創設の計画を拒否しているものである。ドイツの2クラブ、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントは、全ての議論において100%一致した見解を有している」

ボルシア・メンヒェングラードバッハのマックス・エベールSD:「これがサッカー界のためになると主張するのは、あまりに皮肉的でもあるし、偽善的だよね。我々はこれに参加するクラブが、国内および国際レベルの全ての大会から、排除されるように戦っていくよ」

RBライプツィヒのオリヴァー・ミンツラフ取締役:「我々はスーパーリーグ構想を拒否する。あくまで競い合っていくというものを支持していきたい。そしてプロサッカーという競技は、国内のリーグで戦い、国際大会に参加する権利を順位によって、掴み取っていくべきだ。」

バイヤー・レヴァークーゼンのフェルナンド・カロ取締役:「CL改革は実行可能な、クレバーな妥協案であると考えている。それはこの閉鎖的なスーパーリーグ構想なるものと比較すれば、なおさらに感じ取れるというものだよ。これはサッカーの基盤を至る所で壊していくもの。レヴァークーゼンとしては断固として拒否する」

VfLヴォルフスブルクのミヒャエル・ミースケ取締役:「これはCL改革案作成に向けて数ヶ月に渡り取り組んできた、我々の努力と関与した全ての人々に対する冒涜である。これは国内リーグや他の競技大会を弱体化させるもの。プロ、アマチュア、ユースの連帯構造の原則が大きく損なわれるものだ」

1.FCウニオン・ベルリンのクリスチャン・アルバイト広報担当:「我々はこの件に関して非常に明確な立場をとっており、欧州サッカーにおいてドイツ市場を無視しては、こういう企画もうまくいかないのでないか。ただクラブがやりたいと思えばやれるだろうが、そこにドイツのクラブは加わるべきではないだろう。我々にとってあまり関係のないことだとしても」

ダルムシュタット(2部)公式ツイッター:「SVダルムシュタットが、スーパーリーグ へ参加する事はありません。現状の手法で、欧州への切符を掴み取る。その考えに変わりありません。いつの日か…ね、ひょっとしたら…。

追伸:ペレス会長、お願いですからもう連絡はやめて下さい」
  


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