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2021年04月20日

インファンティーノ会長も、スーパーリーグ構想を批判

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 これまでFIFAは、スーパーリーグ創設のために欧州12のトップクラブが動きに出たことについて、UEFAとは異なり沈黙を保ち続けてきた。これまでにUEFAのチェフェリン会長は、これらの参加クラブに対して厳しい批判を口にすると共に、チャンピオンズリーグのみならずユーロや、W杯での出場もできなくなる可能性を示唆。その一方でスーパーリーグのチェアマン、レアル・マドリードのペレス会長は、UEFAやFIFAとの「対話の必要性」を訴えていた。

 そんななか本日火曜に行われたUEFA総会にてとりわけ注目されたのが、そのペレス会長と良好な関係にあるとされる、FIFAのインファンティーノ会長の発言である。そしてそこで同会長は、明確にこのスーパーリーグ構想への反対の姿勢を示したのだ。これにはUEFAのチェフェリン会長にとっては喜ばしいものであり、一方のペレス会長にとっては大きな後退。代表戦参加のために法的手段以外の方法がかなりなくなってきたといえるだろう。

 確かにペレス会長は、今回のスーパーリーグ構想が「サッカー界のため」とインタビューで強調しており、「我々は危機的状況にあるサッカー界を、救うために動いている」と語っていた。だが実際に彼らが気にかけているのは、身の丈に合わないクラブ経営を続けた挙句、その窮地から脱するためこのスーパーリーグを利用しようとしているに過ぎない。グラードバッハのエベールSDによる、「彼らの話を聞いていると、超大金持ちなのか、超借金持ちなのか、わからなくなるよね」との言葉が、まさにぴったりだ。

 実際にUEFAではそんなビッグクラブに敢えて譲歩する形で、周囲のからの批判を受けながらも、CLの改革を推進してきた背景がある。だがそれでも彼ら12のビッグクラブにとっては不十分だったということ。インファンティーノ会長は、この日に改めて「既存のヨーロッパの競技モデルを守っていくことこそが、FIFAの会長としての責務であると感じる」と宣言。

 たとえ彼ら無しであっても、決してこの歩みを止める事はない。「出ていくと決めたなら、それは受け入れないと。ここにいるか、いないかということ。半分半分なんてことはない」と明言し、「スーパーリーグは排他的なものであり、既存のリーグ、協会、FIFA、UEFAから離れたものである」と語った。
 


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