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2021年05月12日

権力闘争劇の末…ケラー独連盟会長も辞意を固める

Germany
.ドイツ代表
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 ドイツサッカー連盟のフリッツ・ケラー会長が、自ら辞意を固めたことが同連盟より発表された。「フリッツ・ケラー会長は会長としての責任における自らの判断から、来週月曜に行われるDFBスポーツ裁判所での審理後に、会長職から辞する意向を表明しました。」

 さらにフリードリヒ・クルティウス事務局長についても、「雇用契約の解除についての理解を得た後」に、ケラー会長の後を追うことになるという。そして副会長を務めるライナー・コッホ、ペーター・ペータース両氏が、次の新しい選挙までは同職を継続、さらにケラー氏の辞任後は同党の権利をもつ暫定会長を務めるとのこと。

 ただしコッホ副会長は、次期副会長選挙には出馬しない。一方でペータース副会長については、ドイツサッカーリーグ機構からの代表者として留任することになる。またクルティウス事務局長退任後についても、ハイケ・ウルリヒ副事務局長が暫定的に代行。これによってドイツサッカー連盟は、これから首脳陣の刷新を図ることになった。

 これまで非常に長期に渡り続いた、ケラー会長vsクルティウス事務局長による権力争いは、先月末にケラー会長が裁判官を本職とするコッホ副会長に対し、ホロコーストの責任者の1人「死の裁判官」ローランド・フライスラーに喩えた事で急転。5月はじめに行われた臨時会議にて、地域・州のサッカー協会の代表者たちから、ケラー会長の不信任と退任要求が決議されたのである。

 さらにこの時にクルティウス事務局長に対しても退任要求がなされており、クルティウス氏とは対照的にケラー会長は、先週金曜の時点では退任の意思がないことを強調していた。だが最終的に辞意を固めたことが正式に発表。

 レストランやホテルの経営、ワイン製造業などで成功をおさめたケラー氏は、1994年にSCフライブルクにて役職に就き、その後にフライブルクの会長にも就任。2019年9月からは満場一致でドイツサッカー連盟の会長へと選出されていた。
 


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