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2021年07月15日

フェリックス・ブリヒ審判員が、国際審判員引退を表明

Germany
.ドイツ代表
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 この夏に行われたユーロ2020は、フェリックス・ブリヒ審判員にとって、まさに特別な舞台となった。ユーロ史上最多となる5試合で主審を任されており、これは試合数と参加国が多いワールドカップにおいても4人しか経験していない数字であり、そしてそのパフォーマンスはドイツ審判員協会フレーリヒ会長から「素晴らしかった」と賛辞を贈られるものだったのだ。

 フレーリヒ会長が「チャンピオンズリーグ決勝を含むFIFA、そしてUEFAの主要大会に、2017年から5度参加しその多くが非常に緊張感ある難題をこなしてきた」と賛辞を贈ったように、「彼の国際審判員としてのキャリアは素晴らしいもの」ではあったのだが、その一方でブリヒ自身は「大きな、成功を収めた大会というものが欠けていた」と感じていたという。

 だがそれが今回のユーロ2020において、史上最高の試合数という形で歴史に名を刻んだことにより、「これだ」と感じた45歳のミュンヘン出身の法律家は、国際審判員としてのキャリアを終えるという、意外な一歩を踏み出す決意を固めている。「ユーロでは何週間にも渡り集中して取り組んでいました。今回のようなパフォーマンスや意欲をもう1度することはできない。今年度をもって国際審判員としてのキャリアを終えることにしたのです」

 まだ45歳という年齢からも、これからさらに複数のメジャー大会で、その姿を見ることが期待されていたことは確かだ。例えばビョルン・カイパース審判員は48歳で今大会のユーロ決勝を裁いていた。次回の母国開催となるユーロではブリヒ氏は49歳を迎えることになるものの、もはや今回の決断でその舞台に立つことはもうなくなった。なお国内で議論となっている審判員の年齢制限により、ブリヒ氏はあと2シーズンで活動が可能となっている。
 


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