ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2022年04月09日

ブンデス主審が誤審認める「VARが介入してくれてたら」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 残留争いの最中にあるアウグスブルクが、貴重な勝利をおさめることができた大きな理由。それは前半10分にフロリアン・ニーダーレヒナーが相手GKロビン・ツェントナーとの接触でPA内で倒され、これにより得たPKをジェフェリー・ハウウェーレウがしっかりと決めた先制ゴールのシーンだ。

 試合後もこのシーンは話題となっており、主審マティアス・イェレンベック氏自らがスカイに対して誤審を認める発言を行なっている。「ライブとハーフタイムでもみたけど、映し出されていたのはほぼ別世界の光景。明らかにミスだった」と、本職は医師を生業とする35歳は正直な性格を貫き通してコメント。「あれは私のせいだ」

 ただそれでも問いかけもあった。1つはVARを務めたトビアス・シュティーラー審判員が介入しなかったことについて。「たぶんだが私の認識を明確に彼に表現しきれていなかったのではないか。だから何を私がみていたのかが、はっきりとしていなかったのかもしれない」と述べており、「フロリアン・ニーダーレヒナーがボールを弾いたことは気づいた。それから接触があった」と伝えたと記憶しているが、確認の結果で「あれはPKには不十分なものだった」と認めている。

 鮮明な映像を目にしたいと思っても、「時にあまりに時間がなくてチャンスを逃してしまうことがある。今後のためには、あれで助かると言えるようにしなくてはいけないものだと思う」マインツのスウェンソン監督に謝罪したとのこと。ニーダーレヒナーが試合後に「接触があった」と口にしたことには、「あれを目にしては、PKとは言えない。でもダイブをしていたわけでもありませんよ」と説明。


 ドイツサッカー連盟審判員協会はこの翌日に説明を公式ページにて行なっており、PK献上の判定には「足」でツェントナーがニーダーレヒナーを倒したことになっているが、「ここでは当てはまりません。わずかな接触が膝部分でのみ確認できるものの、我々の見解では単なる接触であり反則ではない。だから処分の対象にはならない」と試合後のイェレンベック審判員の見解を支持。「選手たちは自然のままで動いている」またVARの介入についても「オンフィールドレビューを通じて、レフェリーにもう一度状況を見直すための指示出しは期待されていたものだ」とした。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報