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2018年03月24日

レーヴ独代表監督、ゲッツェやシュールレにも「チャンスはある」

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金曜夜にドイツ代表は、ここデュッセルドルフの地でワールドカップに向けた今年最初の1歩を記すことになる。そしてその相手は、ヨアヒム・レーヴ代表監督が優勝候補として名を挙げるスペイン代表だ。スペイン代表といえば、2010年にW杯優勝を果たしており、前回大会では今のドイツ代表と同様に追われる立場にあった。しかしながら前回W杯王者、さらにはユーロ王者としても臨んだブラジル大会では、まさかのグループリーグ敗退という憂き目をみている。

そして4年がたち、ロペテギ監督の下でスペイン代表は、再びそのショックから立ち直った。レーヴ代表監督はこ5万人が詰めかける完売となったデュッセルドルフのスタジアムでは「同じレベル同士の対決」が見られると考えており、ただそれと同時にあくまで今回の試合は、1つのテストという要素が含まれていることも強調。「ワールドカップでの対戦という意味では、今回は基準になることはないさ」と、言葉を続けている。

確かに今回のスペイン代表戦、そして翌週火曜にベルリンで行われるブラジル代表戦にしても、レーヴ代表監督にとって結果は二の次だ。なおW杯メンバー23人入りをめざし、今夏は26選手を招集しているが、出産が迫っているセバスチャン・ルディと、背中に痛みを抱えるエムレ・ジャンについては、スペイン戦については欠場ということに。

その一方でレーヴ代表監督は、ゴールキーパーの先発については、マーク=アンドレ・テル=シュテーゲンを起用することを明言。バルセロナでその「人間性」で成長を果たした同選手は、t「落ちつきと余裕、そして集中力」がみられるようになっており、仮にノイアーの回復が間に合わずに、テル=シュテーゲンで臨むことになったとしても、ドイツ代表は特に大きな不安を感じて臨む必要はないだろう。ただしレーヴ代表監督は、ノイアーの回復具合については「間違いなく前向きだ」との考えを強調した。

またテル=シュテーゲンのほか、ボアテング、フメルス、クロース、ミュラー、エジルといった、W杯出場当確組の主力選手たちもこの試合で起用。それ以外の選手たちに関しては、この2試合でW杯参加にむけてアピールを行っていくことになる。「答えを探していくという点では、この2試合は重要なテストだよ。果たしてロシアでトップパフォーマンスを発揮できる状態なのか、その点をしっかりと見極めて行きたい」

ただレーヴ代表監督のチーム作りは、決してピッチ上でみせるクオリティだけにとどまるものではない。確かにそれが最優先事項であることは、指揮官も強調していることではある。しかしそれ以外にも「チームにいかに影響を与えれるか、いい雰囲気をもっているか」についても重要視しているところであり、そういった部分が、2014年のブラジル大会でも特に実感した部分だといえるだろう。「あのときのチームは、見事なファイティングスピリットが備わっていたよ。」

つまりは例えばアウグスブルクのフィリップ・マックスのように、まだ1度も代表から招集を受けていない選手には、もうW杯参加への扉は閉ざされるということになる。逆にいえば、これまでに招集をうけた経験のある選手であれば、今回呼ばれていなくとも可能性はあるということだ。このことについては、木曜日の会見の席にてレーヴ代表監督があらためて強調。例えばロイスと同様に、ゲッツェや、さらにアンドレ・シュールレについても「そのスピードと得点力を発揮するのであれば、W杯にむけてもオプションの1つとして考えられるさ」と語った。


 


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