2018年06月22日
ブラジル大会以降、セットプレーで精彩を欠くドイツ代表
決してセットプレーは、ヨアヒム・レーヴ監督が得意とする分野ではない。むしろ指揮官としては素早く、流れるようにボールをピッチ上で走らせる、美しいサッカーを好んでいるのだ。ただその結果ドイツ代表では、長年にわたりセットプレーをおざなりにされてきた部分がある。そこで力を入れたのは前回のブラジル大会、当時SDを務めていたハンジ・フリック氏によるものであり、小さなグループにわけてトリックプレーなどに取り組み、結果としてそれがその後の成功へとつながった。それは大会であげた総得点のうちの、PKやスローイングも含めておよそ4割がセットプレーによるものだったことからも示されている。
しかし初戦のメキシコ戦でドイツ代表は、またしてもセットプレーからゴールネットを揺らすには至っていない。コーナーキックは8回、フリーキックからのセンタリングも含め無害であり。危険だった場面は、トニ・クロースがバーにあてた直接フリーキックわずか1回のみだ。「コーナーキックとフリーキックは、確実に我々にとって1つのテーマだ。それは南チロルの合宿でも行われているし、それはメキシコ代表戦でも活かされていたと思っている」とレーヴ監督は強調。しかし「メキシコ代表は自分たちが思っていたものとは違う戦いをみせてきた。これまでとは異なる守備をみせていたんだ、それはセットプレーにもみられていた」とフメルスは指摘する。「だから結果としてでなかったのさ」
だがそもそもドイツ代表がワールドカップ以降あげた総得点のうち、セットープレーでの得点はわずか17%のみ。加えて最後にセットプレーから得点を決めたのは、昨年10月8日のアゼルバイジャン戦にまで遡ることとなり、これまでの45度にわたるコーナーキックやフリーキックにおいて、ドイツはゴールネットを揺らせない日々が続いているのだ。
そして週末に迎えるスウェーデン代表は、空中戦に長けた、フィジカルでの強さをもつ守備のスペシャリストである。フメルスは、セットプレーが「とても重要だ」との見方をしめしつつ、特に平均身長という点で、スウェーデン代表が上回ることにはなるのだが、「でもうまく体を入れることも可能だよ」と意気込みをみせた。あとはそれを言葉だけでなく、実践にうつさなくてはならない。
.ドイツ代表の最新ニュース
- レーヴ監督、ミュラー、フメルス、ボアテングらの代表復帰の可能性を言及2021年03月02日
- 「ネットいじめは犯罪」クロースら著名選手たちが立ち上がる2021年02月26日
- レーヴ代表監督、さっそくムシアラ召集の可能性を示唆2021年02月24日
- バイエルンが誇る逸材ムシアラ、ドイツ代表入りを発表2021年02月24日
- 注目の逸材ムシアラ、ドイツ代表選択、バイエルンと延長決意か2021年02月24日
- クロース、レーヴ監督の決断に疑問。ミュラーらが「気になる」2021年02月23日
- レーヴ代表監督の前で大活躍のユネス、代表復帰の可能性は?2021年02月22日
- チェルシーでの半年、山も谷も経験したヴェルナー2021年02月22日
- FIFAランキング:ドイツ13位、日本代表は27位2021年02月18日
- ドイツ人として3人目、ギュンドアンがプレミアの月間MVP2021年02月13日
今、最も読まれているベスト5!
週間ランキングベスト5
ブンデスリーガ・各チーム情報
- .ドイツ代表 (1,202)
- .日本代表 (37)
- 1. Bundesliga (3,823)
- 1. FCウニオン・ベルリン (407)
- 1. FCケルン (1,059)
- 1. FSVマインツ05 (1,169)
- DeutscherFussballBotschafter (3)
- DSCアルミニア・ビーレフェルト (153)
- FCアウグスブルク (1,122)
- FCザンクトパウリ (134)
- FCシャルケ04 (1,709)
- RBライプツィヒ (1,253)
- SCフライブルク (967)
- TSGホッフェンハイム (1,226)
- VfBシュツットガルト (1,001)
- VfLヴォルフスブルク (1,270)
- アイントラハト・フランクフルト (1,596)
- インターナショナル (501)
- ハノーファー96 (827)
- バイエルン・ミュンヘン (2,952)
- バイヤー 04 レヴァークーゼン (1,374)
- フォルトゥナ・デュッセドルフ (106)
- ヘルタBSC (1,292)
- ボルシア・ドルトムント (2,572)
- ボルシア・メンヒェングラードバッハ (1,284)
- ヴェルダー・ブレーメン (1,450)
- ヴュルツブルガー・キッカース (1)
- :: (758)