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2018年06月27日

雨の中、カザンで韓国と決戦。ドイツには吉兆?

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言うまでもないことだが、水曜日の試合では、ドイツ代表は平行して行われるメキシコvsスウェーデン戦の途中経過の情報が逐一伝えられることになる。しかし「我々はあくまで自分たちで結果を掴み取りにいく」と、ヨアヒム・レーヴ監督。「勝利を収めなくてはならない。可能ならば2点差以上で。そのために我々は全力を尽くす。自らの力でグループリーグを突破してみせる」と意気込みをみせた。

しかしながらこの試合では、ドイツ代表はセバスチャン・ルディ、そしてジェローム・ボアテングを欠いて臨むことを余儀なくされる。ボアテングは先日のスウェーデン代表戦にて退場処分を受けたためであり、またその試合で鼻骨を骨折し軽い手術を受けたルディについては、「まだプレーはできない。鼻骨ではいくつもの骨折がみられたんだ。プレーすることに意味はない。マスクが装着してもね」とコメント。そもそも麻酔の影響で2・3日は安静にする必要があるとのことで、もしもグループリーグ突破を果たした場合には、再びオプションとなることができそうだ。

キープ力とプレスに長けたルディの存在は、水曜日の試合でも期待されるところだったろう。確かに韓国は、コンパクトな守備で臨んだスウェーデン代表とは異なり、より攻撃的で、早い段階からビルドアップのミスを狙ってくるチームだ。特にブンデスをよく知るソン・フンミンによるカウンターには警戒したいところ。

一方でドイツ代表は、これまでの2試合でカウンター対策にもろさをみせており、初戦のメキシコ戦でも続くスウェーデン戦でも、中盤でのロストから失点を重ねた。しかしながらレーヴ監督自身はスウェーデン戦で改善を感じており、「メキシコ戦と比べるならば、倍はマシになっていたことだろう。確かに常にうまく対応できていたわけではないが、しかしはるかに良くなっていた。あれを基準としていきたい」と説明。

それを維持するために、ルディの代わりにボランチの位置には、サミ・ケディラが入ることになるかもしれない。またメスト・エジルの先発復帰も考えられるだろう。両選手ともにスウェーデン戦後の練習では、いいリアクションをみせており、レーヴ監督は「二人ともに、ほかの最近プレーしていない選手たちと同様、当然オプションになるよ」と語った。

また水曜日の試合では、天候も1つのポイントとなるかもしれない。天気予報によれば気温は30度、湿度は高く、現地入りしたこの日と同様に雨が降ることが見込まれている。

そのためどのスプリントにも過度な疲労が蓄積することも予想されるが、しかしながらレーヴ監督はこのことについて特に危惧することなく、むしろフィジカル面は有利な側にあるとの見方をしめした。「我々は2試合ともに、後半からスピードアップをみせているからね」

なお前回大会では、レシフェにて行われた試合で雨の中、髪の毛を服をびしょ濡れにしながら、レーヴ監督は指揮をとりグループリーグ突破を決めたという経験も。もしも今回の試合でも同様に水浸しに遭う結果となったとして、同じようにそれでグループリーグ突破が決まるのならば、レーヴ監督にとってはむしろ歓迎の雨となるはずだ。


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