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2018年08月30日

ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督が認めた、ロシアW杯での「2つの重大ミス」

Germany
.ドイツ代表
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 2ヶ月間にわたる沈黙を破り、ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督は水曜、ミュンヘンにて今夏にロシアで行われたワールドカップに関する分析結果を発表。そこで自身がおかした2つのミスについて認める発言を行なった。

 「何よりも大きな判断の誤り」として指揮官があげたものは、戦術面における「最大のミス」であった。「我々のポゼッションサッカーをもってすれば、少なくともグループリーグ突破は可能だと考えていた」そういった思いはW杯王者という立場からもさらに大きなものへとなっていき、確かに欧州4大リーグの王者をみても「今後もそれは重要なものではある」ものの、しかしながら「短期決戦ではうまく調整していく必要があった」とも指摘。その成功例が、史上初となるチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたレアル・マドリードだ。

 大会前にも、そして大会中でも「トップチームとして、完全にコントロールしてかかろう」という考えは「高慢ともいえるものだったかもしれない」と同監督。「このスタイルを貫くことで、私はグループリーグ突破を果たせると思っていた。そしてその後ももうちょっと先にはいけるだろうと」だがそこで待っていたのが、W杯初戦のメキシコ戦だった。「もっと安定させたプレースタイルで準備をしていく必要があった。間違いなく、舐めていたところがあった」

 そのバランスといったものが、前回のW杯では絶妙な感覚が見受けられていた。「大枠に関しては全てうまく合わせていく必要があった。それならばリスクをかけても耐えうるはずだったんだ。しかしそれがうまくいかなかった」そこで今後の課題としては、プレースタイルを「うまく調整していく」ことが挙げられ、「よりバリエーションをもって、フレキシブルに」プレーしていく必要がある。「ただ闇雲にリスクをかけていくのではなくね」

 レーヴ監督があげた2つ目のミス。それは今大会における選手たちの熱意の不足だった。「小さな闘志をもって臨んでいたように思う。ただそれは練習などを通して、しっかりと指導していくのが私の役割というものだ。もっと気持ちを出していけと。だが我々は非常に戦術面を重視して取り組んでおり、他の部分に関してはおざなりなところがあった。」

 その一方で大会中に指摘されていた派閥の問題については、「深く、詳細にわたって調査を行なった結果」、確認はされてはいないとのことで、「お互いに選手たちはうまくコミュニケーションがはかられていた」と説明。しかし「チームスピリットという点では、2014年の時のような見事さがあったわけではなかった。今回は団結力という点では、最初からものたりない部分があった」と言葉を続けている。

 「この二つの問題が私としての、そして監督として見たときの大きな認識だ。これからこの問題にしっかりと対処していくことができるのであれば、そのときは我々は再び良い土台を構築していくことができるだろう。」
 


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