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2019年12月24日

リュディガーへの人種差別を批判したネヴィル氏に称賛、司会者には強い批判の声

Germany
.ドイツ代表
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 サッカー解説者を務めるガリー・ネヴィル氏が、先日にアントニオ・リュディガーが受けた人種差別行為について、別の次元での議論を展開した際に、スカイ・スポーツの司会者が見せた対応へ批判の声が集まり、さらに謝罪を行う事態にまで発展をみせた。

 「プレミアリーグにおいて、我々は人種差別問題を抱えている」そう、痛烈な批判を述べた同氏は、「プレミアリーグはこのことについて対応していかなくてはならない。だが彼らはイングランドサッカー協会の影に隠れてしまっている」と展開。

 さらに「ちょうどこの国では選挙が行われた。そしてここの二大政党二人の党首たちは、数ヶ月にわたってずっと、互いに人種差別を煽って政党としても受け入れていると、批判し続けていたんだ。もしこの国の最高権力において人種差別が受け入れられているとすれば、この問題は決して低い次元の話などではない」と言葉を続けている。

 だがこの発言を受けて、司会者のデイヴィッド・ジョーンズは「これはあくまでガリー・ネヴィル、あなた個人の見解であることを、スカイ・スポーツとしての立場から強調おかなくてはなりません」と念を押し、またネヴィル氏が同意できる話ではないと思うのか?との問うと「私個人のことは無関係です。私の仕事はあくまで、この議論のバランスをとることにありますから」と返答。

 その結果、大きな称賛を受けたネヴィル氏に対して、ジョーンズ氏に対しては厳しい批判が寄せられることになり、その日の夜のうちにジョーンズ氏は謝罪した。「本日、人種差別に関するこのような重要な議論を壊してしまったということを申し訳なく思います」

 さらにジョーンズ氏は、ネヴィル氏が政党の責任へと話を展開したことに自身ものるべきだったともしており、「それを明確にできなかったことは申し訳ない」と謝罪。「決して意図的に、人種差別の議論を止めたわけではありません」との見解を示している。
 


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