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2020年02月20日

ユーロ2020で死の組ドイツ、ビアホフ氏は「地の利」を強調

Germany
.ドイツ代表
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 今夏に控えるユーロ2020におけるグループリーグでは、ドイツ代表は前回王者(ポルトガル代表)とW杯王者(フランス代表)と同組となる、まさに『死の組』に入ることとなったが、ドイツ代表でマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏は、前回ワールドカップで屈辱のグループリーグ敗退を喫しているだけに「背筋が一気に伸びる」組み合わせとの見方を示した。

 だがその一方で、ドイツ代表にとっては今回のグループリーグ全3試合を、母国のミュンヘンの地で行えるという「地の利がある」ことも強調。「こういった大会では別の展開にもつながるものだ。選手たちにとっても誇りと喜びが感じられることだろう」と期待している。

 確かに今大会において、ドイツ代表は優勝候補の1つという訳ではない。それはビアホフ氏も考えるところだが、しかしサッカー大国としてあくまで大会には「大きな成功」つまり優勝を目標に掲げて臨む。ただそれは決して同時に若返りをはかる最中のチームに対して、奇跡を願うようなことではなく、「世界の頂点に復帰すること。それが我々の目標だということだ」と語った。

 そんなキミヒ、サネ、ズーレ、ゴレツカ、ニャブリらの世代について「非常にワクワクさせる」と成長と期待感の大きさをみせた同氏ではあるが、ただその次のユーロ2024では「明らかに警鐘を鳴らす流れにあることは意識」しているところ。

 その理由は現在のドイツU21代表の選手たちは、ブンデスリーガよりもむしろ海外の1部リーグの方が出場機会を得られるのではないかとさえ、ドイツU21シュテファン・クンツ監督はみており、「私の考えでは、現在のドイツU21代表でプレーする選手たちの中では、A代表に近い選手はいないと思うよ」と述べている。

16歳デビューを支持も・・・

 
 次回のドイツサッカー連盟総会では、ブンデスリーガでの年齢制限を16才にまで引き下げることが話し合われることになるが、ビアホフ氏は「あくまでこれは例外的な措置ということだ。ただ該当する選手にとっては意義のあることだろう」とコメント。

 若手へのサポートの必要性も強調しており、「選手のフィジカル面での成長を、メディカルチェックによってしっかりと見極めていかなくてはならないし、クラブとも密接には話し合っていかないと」と語った。

 さらにビアホフ氏は、選手の成長時期には差があることも指摘しており、「16才でのデビューを考えて、それで代理人や家族が誤った評価をしてしまう可能性がある」と警告を発している。
 


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