2020年05月08日
オヴォモイェラにとって「人生最悪も、まだマシだった夏」
真夏の夜の夢・・・。その言葉はドイツ代表にとって、2006年に行われた母国開催のワールドカップと密接にリンクされるものだ。わずか2年前に行われたユーロ2004では、グループリーグ敗退の責任を取る形でフェラー監督が退任。監督未経験のクリンスマン監督の下、決して下馬評の高くなかったドイツだったが、サッカー強豪国、そしてホスト国としてプライドを胸に3位と健闘をみせ、ファンたちを大いに沸かせて見せた。
しかしながら当時ドイツ代表として11試合に出場していたパトリック・オヴォモイェラにとっては、この大会で召集されなかったことは「思いも寄らない決断」であり、「僕自身は、このチームにおいてとても重要な役割を担っているという自負があったから」と、kickerに対してコメント。
だがその一方で左サイドバックを主戦場としていた同選手は、チーム側からはしっかりと説明もなされていたことも明かしている。その理由とは、ドイツ代表はより多くの攻撃的な選手を配置したいと考えていたため。「僕の代わりに入ったのが、ダヴィド・オドンコールだった。そして彼は、ポーランド戦でその期待に応えてくれたよ」
しかしオヴォモイェラにとっては、しばらくの間は唇を噛み締める日々が待っており、気晴らしを求め「そこまでサッカーが盛んではない米国に飛んだ」とのこと。ワールドカップからの情報を遠ざけながら、「サッカーをする気にならない時間が何週間も続いたんだ」とも明かした。
ただせめて、その大会でドイツ代表が優勝を果たさなかったことは、個人的な観点では慰めにもなっていたようだ。「もしタイトルまで獲得していたら、本当に最悪だったと思うよ」それでも決して「彼らをねたんでいるとか、そういうことではない」とも強調。「だって僕たちは仲間であり、友人でもあるんだ」と言葉を続けている
だがそれでも「もしも世界の頂点にたっていたら、本当に大変ではあったと思う」という部分では、その失意の大きさと苦痛が伝わってくるというものだ。「人生最悪の夏ではあった、でもその中で一番良い結果だったとは思う」
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