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2020年09月01日

エンリケ監督、スペインの黄金時代は「もう昔のこと」

Germany
.ドイツ代表
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 2008年にユーロ制覇、2010年にワールドカップ制覇、そして2012年には再びユーロ制覇。当時のスペイン代表はまさに全ての中心に位置しており、2010年のワールドカップ準決勝で実際に敗れた、ドイツ代表もまたその強さを肌身に感じさせられたものだ。シャビやイニエスタといった熟練した技術職人たちによって、当時のスペイン代表は形成。確かに今もなおラモスやブスケツは健在ではあるものの、イニエスタ/シャビのような中盤コンビや、カシージャスのような大きな存在もない。

 2014年に行われたブラジルワールドカップではグループリーグ敗退、その後2018年に行われたロシアワールドカップでは16強で姿を消すなど、もはやこの栄光の時代を続けていくことは叶わなかった。「あの時のチームと、今の自分たちを比べるようなことをしてはいけない。彼らは偉大であり、我々をおおいに熱くしてくれた。しかしそれも昔の話。今は自分たちを見つけ、そして改善をはかっていかなくていかなくては。それはわかっていることだよ」と、ドイツサッカー連盟とのインタビューの中で、ルイス・エンリケ監督はコメント。

 ただコロナ危機による未曾有の長期中断から、ようやく再開の時を迎えるとあって「非常に楽しみにしているところさ。我々皆にとって全てが新しい状況。定期的にビデオで連絡をとってはいたが、当然多くの人たちもそうであったように、ある程度の規制の中で仕事をしていかなくてはならなかった。ただ選手たちがリーグへと戻ってこれたことで、少なくともその辺りについては元に戻ってきたとはいえるだろうがね」との考えを示している。

 そんな中で迎える今回のネイションズリーグ初戦、ドイツ代表との一戦はまさに、スペイン代表にとって絶好の腕試しの機会だといえるだろう。「もちろん、非常に重要なものだ」と同氏は述べ、「当然ながら代表監督として、そこまで多く選手たちとの取り組みへ時間をかけられるわけではないが。ただこれほどのレベルの試合というのは、我々にとって良い機会だよ」と、この試合でのアピールに向けて意欲を見せた。
 


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