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2020年09月06日

ドイツ代表レーヴ監督が、サネを特例で扱う理由

Germany
.ドイツ代表
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 とりわけヨアヒム・レーヴ代表監督の場合、基本的には決して、選手本人へ起用法を委ねるようなことはしない。しかしながらコロナ危機による影響を受け、状況に変化が生まれており、特に負傷により長期離脱を余儀なくされていたリロイ・サネのような選手の場合は、今回のネイションズリーグに臨むにあたって特例措置を講じているところだ。

 リロイ・サネにとって今回のドイツ代表での試合は、実に17ヶ月ぶりとなるものである。当初は十字靭帯の断裂という大怪我を負っていたことが理由であり、そして今年に入ってからはコロナ危機に見舞われて代表戦は延期。ようやく先日のスペイン代表戦にて復帰を果たしている。

 さらに日曜日にはネイションズリーグ第2戦スイス代表とのアウェイ戦が控えているところだが、レーヴ監督はサネの復調次第によって先発出場の決断を本人に委ねているとのこと。まさにこれは特別扱いということになるが、ただ今回はそれは決してサネに留まるものではないという。基本的に今回のスイス代表戦を前にレーヴ監督は、あくまで選手たちのフィジカルコンディションを見極めて先発メンバーを判断したいと考えているところだ。

 その中でサネからレーヴ監督に送られたシグナルは、少なくとも非常に明確なものであった。確かにスペイン代表戦後には「疲れ」を訴えていた同選手ではあるが、それから2日が経過し「何も問題は抱えていない」という。「明日はかなり良い感じだと思うよ」

 サネとしては一刻も早くブランクを解消するために、できる限りプレーしていかなくてはならないところ。特に先日のスペイン代表戦ではそのスピードと力の片鱗をみせてはいたものの、ただそれでも道のりの長さもまた露呈しており、1時間の出場時間の中で幾度となく苛立ちを募らせている。「本来のフレッシュさやパワーがあれば出来るはずなのに・・・」

 現在の自身の状態を「80%」とみているサネは、たとえ今回のドイツ代表戦にて2試合の出場機会を得たとしても、それが即効性のある特効薬になるとまでは期待しておらず、「まだ何試合かは、必要になってくるだろうね」とコメント。ただ今夏のバイエルン・ミュンヘンにおける期待の新戦力は、「でも決してプレッシャーを感じているというわけでもないよ」とも付け加えた。
 


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