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2020年10月14日

ドイツ代表の飛躍が期待されるカイ・ハヴェルツ

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 火曜日のドイツ代表の先発メンバーではトニ・クロースカイ・ハヴェルツが揃い踏みとなった。かたやこの試合でドイツ代表100試合目を迎えた主力選手であり、かたやドイツ代表10試合目を迎えこれから信頼を勝ち取らなくてはならない若武者。この二人に共通しているのは、テクニックに長けた攻撃的MFということであり、ドイツ代表の世代交代を表す象徴的な瞬間とも言えるかもしれない。

 前回の代表戦期間ではチェルシー移籍ために離脱となったハヴェルツだが、今回の代表戦期間ではトルコ代表とのテストマッチを含め、ケルンで行われた2試合共に先発出場。3−3となった両試合の中でハヴェルツは、共にフィールドプレイヤーで最高評価(kicker採点2.5と2)を受ける活躍をみせており、昨日のスイス代表戦では1得点1アシスト、最後の同点弾でも起点になるパスを供給した。

 試合後にレーヴ監督が「このチームは大きな可能性をひめている。多少の修正がなされれば結果もついてくるだろう」と期待をかける中で、とりわけハヴェルツはオフェンスにおいて際立つ存在であり、「カイは本当に良いプレーをみせていたね。彼のオフェンス時での能力は、誰に対しても見て取れたことだろう。非常に良いパスをしばしば最前線へと供給していたね。そして見事なゴールを決めてみせた。ボールをしっかりとキープできるし、それをつなげることもできる選手だよ」と評価。それはトニ・クロースにも通じるスキルでもる。

 ただそのクロースに関しては、2010年にドイツ代表デビューを果たしたものの、レーヴ監督の下でドイツ代表としてブレイクを果たすまでには、2014年まで待たなくてはならなかった。果たしてハヴェルツにはどれほどの時間が要されるのか。それはこれから自身で乗り越えていく課題となることだろう。特にフィジカルな試合において批判的な意見が寄せられていた同選手にとっては、プレミアリーグで揉まれることによってむしろ、比較的早く対応できるようになるかもしれない。
  


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