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2020年11月17日

ビアホフ氏、レーヴ監督のユーロ以降の続投明言を避ける

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 ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ代表監督との契約は2022年までとなっているところだが、現時点ではまだそれ以降については考えていないことを、マネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏がフランクフルター・アルゲマイネ紙に対して語っている。

 「結果がものを言う世界であることは、レーヴ監督自身も理解している。今はただ、大きな大会が迫ってきており、決断を下すような時ではない。」との考えを示した同氏は、「これまで代表監督が歩んできた道を、ユーロでも私は共に歩んでいく」ことを強調。

 ただロシアW杯前ではレーヴ監督との延長締結も、その後のGL惨敗も相まって批判の声へとつながったが、会見に出席したレーヴ監督は「大きな大会後に分析を行うことは、至って普通のことだよ」と述べ、「オリヴァーとは互いによく知るなかであり、常にコミュニケーションをとっている」とコメント。今回の発言にも「特に彼と話をしないといけないということはない」と語っている。

 実際にビアホフ氏は、「ユーロ予選ではオランダよりも上をいき、15試合で9勝5分1敗という成績だった。この数字はチーム再建の段階の中のものであり、つまりは監督への支持を肯定するものでもある。あとは我々としては、この雰囲気をポジティブなものへと好転させていきたい」と説明。

 むしろビアホフ氏は、ドイツ代表の周囲を「分厚い雲が覆っている」ことの方を懸念しており、「チームへの批判どうこうという問題ではなく、ね。ただあまりにもネガティブな雰囲気に覆われていると思うんだ。そのことの方がよほど気になる」という。

 「ピッチ外における活動について考えている。ロシアW杯後には改めてファンとの距離感を縮めていく必要性を感じたし、選手たちはサインの機会を増やし、社会施設を訪問し、財団を設立し、コロナ危機当初にいの一番で250万ユーロを寄付した。それらの活動も踏まえつつ、チームとしてどのように批判の声に向きあい対応をしてきたのかをみてもらえれば」


 それでも「チーム内では皆でともに成長し、そして再び絆を強めていこうと考えているが、最終的には結果が全てということにはなる」との考えもみせ、「それを改善していく必要がある。ここでぜひバイエルンを例にあげたい。彼らも15ヶ月前では、正しいかどうかは別にして、決して高い好感度をもたれていたわけではなかったが、成功をおさめた今では同じ選手たちにもかかわらず高い好感度がもたれている」と強調。

 「大きなチャンスはユーロにある。そこで納得する戦いぶりをみせたい」と意気込みをみせ、「数多くのファンたちがテレビの前で観戦してくれるよう期待しているよ、選手たちがピッチでみせる熱い戦いぶりを。喜びにみちた選手たちの顔。一緒に多くの勝利を重ねていき、そして皆で歓喜の瞬間を迎えたい。それが距離感を縮めていくことになるんだ」と言葉を続けた。「この暗雲は青空に変わっているだろう。ユーロではきっと、代表チームは良い結果を残してくれる」
 


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