2020年12月07日
ドイツ代表ビアホフ氏、レーヴ監督続投理由を説明
ドイツ代表でマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏は金曜、パワーポイントを利用して分析結果を発表すると共に、その場で質疑応答に応じた。
そもそも歴史的大敗を喫したセビージャの夜を受けて、どうしても解決しなくてはならない大きな疑問がある。それは選手たちは今もなお、レーヴ監督の言葉をしっかりと受け止められる状態にあるのか?ということだ。この日ビアホフ氏は自らこの話題を提示し、そして「その兆候と傾向は明白だと言えるだろう。選手たちは監督に従っている」と明言。2019年の走行データを根拠として提示しつつ、ただあの日の大敗劇に関してはレーヴ監督と同様、「勇気」と「攻撃性」の欠如についても指摘している。
今回出された結論のうちのポイントの1つが、選手たちの疲労に関する問題だ。とりわけ従来のスローボールによるポゼッションから、スピード感をもった相手の守備の裏をかく、縦への動きへの新たなスタイルへと変化させていたことにより、高いフィジカルと練習によってのみ積み重ねていくことのできる息の合ったプレーが求められるものと強調。それは「2019年に成長が見られた」と考えるビアホフ氏は、「2020年にはそれができる状況ではなかった」と指摘し、これに加えて数多くの負傷離脱者も発生したという不運も重なり、ビアホフ氏はこれらの事実への理解を求めている。
とはいえ3月もまた、10日の代表選期間で3試合という日程に変化はなく、そのため今はユーロに向けて適切な選手を見出すための、戦術的にマッチしているかどうかの判断へと費やされていくことに。一方で秋の代表戦開催を中止すべきだったのでは?との質問については、「なぜ開催したのか?それはなぜ退屈なチャンピオンズリーグのグループリーグをしているのか?と同じ議論だよ」とコメント。「選手たちへ高額なサラリーを支払うためだ」という指摘は確かに一理あるだろう。
一方で強気の発言を行うビアホフ氏もまた、それを裏打ちするだけのパフォーマンスを、「ファン」の前でピッチ上で披露しなくてはならないこともまた理解しており、2021年にむけて「このままではいけない。そしてそこでどうこれからの試合に対応し、そして大会へどう臨んでいくのかは、それは監督次第だ」とコメント。選手たちには「ミスを犯した、経験の浅さはある」としており、実際に2014年のワールドカップや2010年のユーロと比較しても、代表戦での出場試合数の差は歴然。そこでミュラー、ボアテング、フメルスらの姿はあるのだろうか?2019年3月より構想外となっている2014年W杯優勝戦士には復帰待望論も浮上している。
ビアホフ氏は「レーヴ監督はきっと、最善の決断を下してくれることだろう」と期待。「今、何が最適であるのか、その答えを見出していかなくては」と述べており、「彼らとの関係に問題があるわけではないし、どんな選択肢もある。今はどうチームを作っていくのかということだ」と説明。今はこのことはまったく不透明であり、それはレーヴ監督自身も3選手の可能性を否定していないことからも見て取れるものだ。
そもそもビアホフ氏がレーヴ監督へとこだわりを持っていることは明白だった。そしてこの2週間では、外部とも相談をしながら改めて監督人事について考え、その結果もしも連盟側もレーヴ監督続投を求める場合には、絶対的な信頼を与えることを要求。連盟側からの意見は「思慮深い」ものであり、「批判の声は痛いものだが避けられない」と説明。それでもレーヴ監督が続投する準備は全て整っており、いまはユーロに向けて「レーヴ氏が最適な監督だと感じている」と強調した。
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