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2021年03月25日

ドイツ代表レーヴ監督、勝利だけでなく雰囲気を変えられる試合を期待

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 木曜夜にワールドカップ予選の初戦となる、アイスランド代表戦をホームで迎える、ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督。その前日に行われた記者会見の席にて、指揮官は「我々としては、ただ良い形でワールドカップ予選をスタートするだけでは、ダメなんだ。11月のあの失意から前向きにやっていけるという、そういったものをみせていかないといけないんだよ」と強調した。

 『11月の失意』とは、スペイン代表を相手に喫した、ドイツ代表史上公式戦での最多得点差での敗戦劇(0−6)のことである。「本来の我々のレベルからは、あまりにも下回っての大失態だった」と、レーヴ監督はコメント。「私自身もミスはあった。例えばボディランゲージなどはそうだったと思う。しかしあの時は本当に腹立たしかったし苛立っていたよ」と振り返った。

 そこからの巻き返しに向けて、レーヴ監督は「スペイン戦については、ただ分析するくらいではいけない。基本的な部分をしっかりとみていかないと」と強調。「どう守備を行っていくのか?どう攻撃を行っていくのか?基本に立ち返ることだ。それによって徹底的に鍛え上げていくことになる」と言葉を続けている。

 その一方で今回は、内転筋に負傷を抱えて合流したトニ・クロースが、出場不可との判断で所属クラブへと帰還することにもなったが、このことについては「絶好調のイルカイ・ギュンドアンをはじめとして、レオン・ゴレツカ、ジョシュア・キミヒ、そして私はフロリアン・ノイハウスについても高く評価している。このエリアに関しては、非常に充実した人材が揃っているよ」とコメント。

 その層の厚さもあって、今回はユリアン・ドラクスラーとユリアン・ブラントの、二人の招聘も見送られることになったのだろう。それでも「彼らへの扉が閉ざされているということではない」と、レーヴ監督「ドラクスラーには実戦とリズムを掴むことが重要だ。もっと上げていけるし、それはブラントについても同様。非常に大きな才能の持ち主ではあるが、ただ私としてはもっと決定力の改善を期待している。これから数ヶ月間は注視していくことになるよ」と語った。

 また今回のユーロを持って辞意を明らかにしたレーヴ監督自身の去就も注目を集めているところだが、「代理人が今、どういう状況にあるのかは知る由もないが、私自身、何も耳にしたくもなければ、目にしたくもない。何も提示されたくはないとも考えている」と述べ、「私にとっては、今はとにかくユーロ。これだけを見ている。それまでは一切、何の話もするつもりはない」と宣言。

 その上で、「大会は7月まで行われる。その時点で各クラブのメンバーを揃っていることだろうし、終わった直後にどこかのクラブに加入するというのは、なかなか想像のできないことではあるよね」との見方も示している。
 


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