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2021年03月27日

ドイツサッカー連盟ケラー会長、人権尊重訴えた選手を「誇りに思う」

Germany
.ドイツ代表
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 木曜日に行われたアイスランド代表戦の試合開始直前、ドイツ代表では国歌斉唱の後にトレーニングジャージを脱ぎ、そこには「HUMANRIGHTS(人権)」の文字が、選手それぞれにアルファベット1文字ずつ記されていた。「それを目にした時、本当にうれしかったね」と、ドイツサッカー連盟フリッツ・ケラー会長は連盟公式サイトにてコメント。「彼らから行動をしめしたということは素晴らしい。献身的に、世界で起こった問題から決して目を背けないという姿勢がそこにはあったのだから」と言葉を続けている。「とても誇らしく思うよ」

  これはワールドカップが来年開催されるカタールに向けたメッセージであり、同国での労働条件に関する人権を求めるシグナルとして発せられたものの。特に最近では英紙ガーディアンが工事中に、合計6500人もの外国人労働者が死亡していると報じている。同連盟においても4月の役員会にて「ドイツサッカーの共通のスタンスをもつこと」を目的に話し合いを行っていく考えだが、ただボイコットの可能性はテーマではないという。「カタールでは多くの改革に着手しており、目に見える進歩もとげているが十分ではない。スポーツによって全てを克服などできないが、それでもワールドカップのような大きな大会で焦点を当てられれば」と語った。
 
 なおこの試合の前日では、ボルシア・ドルトムント所属エルリング・ハーランドのノルウェー代表にて、同じくW杯予選ジブラルタル戦で「ピッチの内外に渡って人権を」と書かれたTシャツを着用。後にFIFAからは、このことについて特に制裁を課さないことが発表されており、また土曜日にジブラルタル戦を迎えるオランダ代表においても、同様に人権の尊重を訴えるアピールを示したいと考えていることを、マタイス・デ・リフトが明らかにしている。「具体的には、試合当日にわかるよ」
 


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