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2021年03月31日

トニ・クロース、カタールでのW杯開催は「誤り」

Germany
.ドイツ代表
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 負傷により今回のワールドカップ予選では欠場となった、ドイツ代表MFトニ・クロース。その一方で自身が毎週発信しているポッドキャスト”Einfach mal Luppen”にて、同選手はアラブ諸国における労働環境に対する批判の展開した。

 数分間に渡る一人語りの中でクロースは、その建設現場で働く労働者たちについて、多くが「50度という暑さの中で、絶え間なく仕事を行い続けなくてはならない。食糧や飲料水の不足にも悩まされており、労働者に対するある種の暴力行為がある」と糾弾。「こういった労働環境に加えて、他にも例えばカタールでは、同性愛は処罰の対象となっており、迫害を受けているということもある」と言葉を続けている。

 その上でクロースは大量の汚職疑惑が浮上した、ブラッター元会長やベッケンバウアー氏、プラティニ氏らを中心とした当時のエグゼクティブ・コミッティーによるW杯開催決定を、「重大な過ち」であるとも考えており、またここのところ加熱を帯びてきたボイコットの声にも注視しているが、ただこちらについては「議論は遅すぎた」と見ているところ。

 ドイツ代表をはじめ各国代表が今回のワールドカップ予選を通じて、人権の尊重を訴えるシグナルを送ったが、「大会に先駆け、また大会中でも改善を訴えるため、改めて問題へ焦点を当て注目を集めることが重要だと思う」とコメント。そして改めて、「サッカーは当然のことながら、この問題へ注目していかなくてはならない」と訴えた。
 


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